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マダイ“秋晴れ” 初挑戦2・1キロ 反応良く潮が濁っていれば良型チャンス

[ 2019年10月19日 07:19 ]

大野さん父娘が釣った初マダイは2・1キロ
Photo By スポニチ

 【真説フィッシング】各地で秋マダイの釣果が聞かれるようになった。加納丸の攻める静岡県伊東沖もマダイの反応は良好。数釣りが楽しめそうな気配。良型の釣果も出ていて、一発大物にも期待。早速、釣行してきた。(芝 真也)

 水温が下がってくると、マダイは居心地の良い場所に集まり、群れが固まってくる。そして、餌を活発に食うようになるので、秋は数釣りが楽しめる。

 「だんだんと反応は良くなっています。潮が濁っていれば、良型のチャンスです」と加納隆船長。釣果は0・8~2キロ級主体に、トップで5匹前後と順調。5キロ級の良型も上がっているので、型物に出合えるチャンスもある。

 仕掛けは、ハリス3~4号×10メートルの1~2本バリ。付け餌、コマセは、共にオキアミ。ビシはステン缶のMサイズ80号。

 午前5時45分に出船。最初のポイントは、港から5分ほどの漁礁周りで「始めてください。タナは42メートルです」と船長の合図が出て、釣りスタート。

 ハリスが長いので、絡まないよう、手でアシストしながら投入。指示ダナより8メートル余分に沈めて、10秒ほどハリスがなじんでいくのを待ち、コマセをパラパラと振り出しながら、巻き上げタナに合わせた。2分ほどタナで待ったら、点検も兼ねて回収。すると、付け餌が残ってきた。少しづつ待ち時間を長くして、約4分タナで待つようにして、手返しを行い狙った。

 開始から30分ほどすると、トモ側でアジが釣れ上がり、それに続いてイナダがポツポツと当たりだした。魚に活性が出てきた様子。ここがチャンスと思い、2分ほどタナで待った後、竿いっぱいまで誘い上げ、そこから、ゆっくりと元に戻していったところでギュンとヒットが訪れ1キロ級をゲットできた。

 ほぼ同時くらいに、左舷ミヨシから竿を出す八潮市・大野誠さん(44=会社員)にも、本命マダイがヒット。釣り仲間に誘われて、マダイ初挑戦。娘の夢華ちゃん(9=小4)と一緒に竿を出し、見事2・1キロのナイスサイズをゲット。「初マダイ!やりました。グイグイと引く強さにビックリしました」とうれしさ満開。

 当日は、大きく分けて3カ所のポイントを狙ったが、流しの最初はマダイが当たり、コマセが効いてくるとイナダがヒットしてくる展開。

 手石沖のポイントでは、右舷ミヨシ2番から竿を出していた常連の藤沢市・有馬篤さん(58=自営業)にヒット。「1メートル落とし込んだところで、当たりがありました。誘いで釣れるとうれしいですね」と技ありの一匹。1・7キロをゲットして笑顔全開!

 マダイが、ポイントへまとまりつつある伊東沖。もう少し水温が下がれば、さらに群れが固まり釣りやすくなる模様。加納丸のマダイ釣りオススメですよ!

 ○…秋は、イナダ、ソーダガツオ、サバなど元気に泳ぎ回るゲストが多い。コマセに集まってしまうと、本命マダイより先に食ってしまうので厄介だ。泳ぎの速いゲストが多い時、コマセはビシに、ひとつまみ程度と少なくする。あまりに多い時は、コマセを入れないことも手。またポイント移動後の1投目は、まだコマセに集まっていないので、チャンスとなりやすい。また併せてワラサも狙うので6~8号のハリスも準備して出掛けよう。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、伊東・加納丸=(電)0557(37)0681。出船は午前5時15分集合、午後船は午前11時半集合。料金1万1000円(コマセ、氷付き)。女性、子供は1000円引き。1日乗船の場合は1000円割り引き。予約乗合。希望で午後アオリイカへも出船。

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