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もう1度大物マイトと激熱ファイトを…負けるな黒保根 台風19号の増水で一部損壊

[ 2019年10月18日 06:20 ]

激熱の闘いの末、大物が釣れてうれしいわ
Photo By スポニチ

 【阪本智子のハッピーフィッシング】群馬県桐生市の黒保根渓流フィッシングは今年、開業20周年。記念イベントの最終日となった6日、ゲストとしてお邪魔した。お客さんと一緒に釣りを楽しんだり、20周年に花を添えることができた。ところがその1週間後、台風19号による増水で養殖場、餌釣り場など施設の一部が損壊。現在、スタッフやボランティアの方が復旧作業を続けているという。

 6月に大雨による鉄砲水で施設が損壊。元通りに戻ったばかりなのにまた今回の被害だ。店主の新井裕貴さんによると現在、常連さん何人かもボランティアで釣り場を訪れ、復旧作業を手伝っているという。その中には6日にお会いした方もいるのだろうか。1日も早い復旧を祈り、頑張れのエールを込めて本稿を書きました。

 6日朝、釣り場に到着すると最終日ということもあり、常連さんで大にぎわい。狙うのは前回、訪れた時に釣り上げることができなかった6キロ超のスーパーマイトサーモンだ。

 天候は曇り。最高気温21度。水は濁り気味。朝イチは風もなく釣りをしやすい環境やったけど、魚の食いは渋い様子。午前9時すぎにお待ちかねの放流タイム!周年イベントの最終日ということで、なんと人数分の65センチクラスの良型&尺イワナを含む大量のサクラマスやニジマスを大放流。太っ腹やなぁ!このタイミングを逃さないのが大切。集中集中!

 放流直後は目立つ色が良いみたいやから赤金のスプーン2・5グラムを選択。1投目、キャストして表層を引いてくる。当たらん。

 新井さんから「沈めた方が良いよ」と教えてもらいすぐに実践。なるべく遠くにキャスト。ルアーが底に着いたらゆっくり巻く。3投目。同じように遠くにキャストして、ルアーが底に着き、3回ほど巻いた時にゴンッ。いきなり強い当たりが。底付近を引いてたはずやのに魚が食う瞬間が見えた!掛かると同時にビーッとドラグ音が。そして跳ねる魚。で、でかい!一気に緊張が高まる。

 なにせ使ってるのは3ポンドの細いライン。これは無理できんぞ。そんな私の緊張感をあざ笑うかのように、首を振りながら跳ねる良型のマイトサーモン。やめてくれー!心臓バックバク。念願の良型。絶対にバラされへん。優しくいなしながら2~3分かけてようやくネットイン。ホッとした。65センチほどの体高があるきれいな魚。うれしい。その後も小型数匹を釣り上げ満足のいく釣りになったな♪

 釣りの後は、お客さん全員と特製カレーと、この日のために用意された東松山名物の焼き鳥をいただいた。大満足や。アットホームな雰囲気の管理釣り場やなぁと改めて感じた。復旧したらまた皆さんと一緒に釣りがしたいな。

 頑張れ黒保根さん!

 ▼使用タックル ロッド/トラウトワンAS S66SUL―F、リール/ヴァンキッシュ C2000S、ルアー/ロールスイマー 各色(以上 シマノ)

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、群馬県桐生市・黒保根渓流フィッシング=(電)0277(96)2099。

 ◇阪本 智子(さかもと・ともこ)1988年(昭63)生まれ、大阪府出身。タレント、シマノ釣りガール。現在、BS―TBS「釣り百景」をはじめ、新聞、雑誌など釣り媒体にレギュラーを持つ。関西圏で放送中の朝の情報番組「おはよう朝日です」に出演中。オフィシャルブログは「Tomoko’s life」。

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