復興の願い込めワラサ連発!!良型カンパチ!!楽しさ2倍 泳がせ五目で笑顔満開

[ 2019年9月29日 06:15 ]

服部さんはキジハタ(右)にカンパチを追加
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 【博覧釣記】台風15号の影響で千葉県鋸南町にある勝山漁港も、壊滅的な被害を受けた。長引く停電や、電話の不通が続いたが庄幸丸は17日に営業を再開。釣ったマアジの泳がせ釣りで良型のカンパチなどが上がっている。(国友 博文)

 港に到着すると、多くの瓦礫(がれき)を目にして言葉を失う。強風で自宅の屋根が壊れブルーシートを張って暮らしているという庄幸丸の大船長、庄司剛さんは「こんなの初めてだけど、くよくよしても仕方ないよ」とたくましく前を向く。そしていつものように釣り談議が盛り上がる。

 「泳がせ五目釣り」は、サビキで金アジを釣って、そのアジを餌に青物などを狙うもの。2本の竿で、2倍以上の楽しさに人気が高い。

 脂が乗ってうまい金アジを餌にするのはもったいないほど。

 長男の徳勝船長が舵(かじ)を握り、ポイントに到着すると「アジのタナは水深15メートルです。泳がせはその2メートル上です」と開始の合図。鯉のぼり状態でアジが釣れると、隣の竿で泳がせ釣りのスタート。

 習志野市から毎週訪れる服部貴志さん(53=会社員)の泳がせ竿にヒットだ!強烈な引きの正体は高級魚のキジハタ。

 「昨日はカンパチ5匹にイナダ6匹でした。台風で町の姿が変わりました。毎週乗って応援します」と心強い常連さんの一言だ。
 周囲ではイナダが連発して船内を盛り上げる。

 つくば市の鈴木勉さん(49=会社員)が見事にワラサを釣り上げる。「今日は少しでも応援したいと思って来ました」と復興の願いを込めた1匹。

 筆者の泳がせ竿先が「ズドン!」と一気にお辞儀する。今までのイナダとは全く違うトルクのある強い引き。「ハンマーで叩かれたような引きを見せたらカンパチだよ」と船長。宣言通りうれしいカンパチも登場する。群れで泳ぐため、1匹釣れたらチャンス。周囲でも同サイズのカンパチを釣り上げ皆大喜びだ。脂が乗ったカンパチは、身が締まって絶品なうまさである。

 水深10メートルとは思えない釣果に興奮の連続。活性の高さと魚影の濃さを改めて実感する。

 市原市の大友陽平さん(28=会社員)がダイナミックでスリリングなやりとりを制すると、6キロを超える丸々太ったブリ級のワラサに歓声が飛ぶ。

 「水深が浅いから引きは強烈でした。さっきは8号ハリス切られたんです。捕れて本当に良かったです」とガッツポーズ。
 金アジと、泳がせ五目の釣果で皆のクーラーボックスは満タン状態。楽しい釣りで、港町を応援しよう。

 ◆庄司徳勝船長からのアドバイス 餌の豆アジはできるだけ小さくて元気に泳ぎ回る物を選ぶことがポイント。ハリは鼻掛けが基本で、背掛けにする常連の姿もある。マアジを釣る船長の指示ダナは10メートル前後。その2~3メートル上が泳がせのタナになる。水深が浅いだけに、このタナ取りがとても重要。釣果を大きく左右する。必ず道糸のマーカーでしっかり合わせよう。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、勝山・庄幸丸=(電)0470(55)3005。出船午前5時(10月から6時)。乗合料金1万円。

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