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秋風吹けばマダイ来る まだ暑いけど…1キロ級も!!

[ 2019年9月3日 07:15 ]

北野さんは食べごろサイズを2匹
Photo By スポニチ

 【ステップアップ理論】相模湾ではキハダ&カツオで盛り上がっているが、秋風が吹くとワラサやマダイも気になる。剣崎・大松丸に様子を見に出掛けてきた。(スポニチAPC・永井 裕策)

 東京湾口の剣崎沖は潮通しがよく、餌が豊富なので、マダイや青物の好ポイントが多い。

 大松丸の鈴木勇一船長は「まだムラはありますが、このところ澄んだいい潮が入ってきてマダイは顔を見せます。ワラサは反応があるけど口を使ってくれません。もう少し潮が濁れば…」と話す。

 マダイは1キロ級主体でトップ3匹ほど。一時は“イナワラ”サイズが釣れていたが、現在は小休止状態。

 仕掛けはマダイ狙いがハリス3号8~10メートル。最近はハリスが長過ぎると食いが悪い。ワラサはいつフィーバーしてもいいように6~8号の仕掛けも準備しておこう。ビシは80号。

 午前5時出船。航程15分、水深38メートルからスタート。タナはハリス分プラス2~4メートル。ハリス分の深さからコマセをまきながらタナで待つ。もしかしたらワラサは朝のうちが勝負と期待を込め、2~3分待ちでコマセ、付け餌の点検をして繰り返すが、潮が澄んでいるので餌取りが多いようだ。

 そんな中、右舷ミヨシで竿を出していた横浜市の北野秀明さん(56=会社員)に1キロ級のレギュラーサイズが釣れ上がった。「タナで待ちを入れた後、誘い上げたら食ってきました。マダイ釣りはのんびりと釣りができるから好き。3段引きの良さも魅力」と話してくれた。

 その後700グラム級を追加して2匹をゲットし楽しんでいた。
 しばらくして左舷胴の間では本紙で連載中の藤沢市・芝真也さん(48=会社員)が600グラム級ゲット。ハリス10メートルで底から15メートルにタナを取り、2メートル落とし込んだらヒットしたという。その後1キロ級を追加した。

 その後、60メートルダチに移動。タナは変わらず。マアジの30センチオーバーがポツポツ釣れていた。時間がたつにつれてソーダガツオが多くなり、投入仕掛けを止められることも。後半食いが悪く、50メートルダチと38メートルダチを狙って終了。

 ワラサは群れが広範囲に散らばっているようだ。例年大釣りもあるので期待したい。

 ◆永井の理論

 マダイは上から落ちてくるものに反応する習性があるので、マダイの視界に入る上を狙う。仕掛けを長くしてマダイの見えない下を攻めるより、短くして上のタナを攻めるのが有利。潮が澄んでいる時は高いタナ取りで。魚は餌を見つけると上がって来る。潮が濁っている時はハリスを長くし、回遊するマダイの目の近くに餌があるようする。タナの2~3メートル上から1メートルずつ落とし込む誘いも面白い。

 コマセは常にパラパラと出るようにする。餌取りが多い時は下からまかずにタナの近くでパラパラ出るようにして待つ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、剣崎・大松丸=(電)046(886)1244。出船は午前6時。乗合料金9000円。コマセ、氷別。

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