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「ハゼの洗い」で生き生き 生きている頭切り刺し身にして“抽出”

[ 2019年9月2日 07:56 ]

釣魚をおいしく
Photo By スポニチ

 【吾作流 釣魚をおいしく!】手軽に楽しめる釣りのターゲットがハゼ。天ぷらでもいけるがオススメしたのは「洗い」。美容にも良い健康食なのだ。(イラスト&文 桜多 吾作)

 最近は見掛けなくなったが、釣れたハゼを入れる容器として使われたのが木製の手おけ。

 ハゼは水に入れると自らの体から出るヌルを食べて死んでしまう。鮮度を保ったまま持ち運びしたい場合は、手おけやプラスチック製の容器を用意すると良い。ハゼは1~2時間水につけなくとも元気に生きている。

 下処理をする場合、小さいハゼははらわたとエラを取り、エラから小さなフォークを2本刺し入れわたを巻きつけて取る。

 このやり方が気持ち悪い、という人は腹を切って出すか強火の遠火で素焼きにする。 5~6人分の味噌汁でだしに使うハゼは2匹ぐらい。たくさんあればあるだけたくさんできるってもんよ。

 ハゼを生かして持ち帰ってからオススメしたい調理法が「洗い」。生きているハゼの頭を切って殺し、三枚におろしてし刺し身にしてから氷の上に並べておくとトロりとした粘液が出てくる。これが若返りのもと、コラーゲン。

 早めに死んだハゼはさくっと天ぷらでおいしくいただきましょう。

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