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家族でハマった教育ならぬ釣育 子どもの自由研究、食事改善にも!

[ 2019年9月1日 06:24 ]

釣ったホウボウに大喜びの智朗くん(左)と勝朗くん
Photo By スポニチ

 【ゴトケンの釣り新鮮便】大物釣り師の“ゴトケン”こと後藤賢治氏の新連載「釣り新鮮便」がスタート。家族そろって楽しめるのも釣りの醍醐味(だいごみ)。海釣りを通じて、団結力を強めた家族がいます。釣りは食育にも、宿題にも役立ちます。(後藤 賢治)

 東京都武蔵野市に住む一柳達朗さん、妻千史(ちふみ)さん、9歳の長男・智朗君、7歳の次男・勝朗君と横浜・本牧釣り施設へ向かった。

 釣り場の総延長は1・4キロもあり、足場も整備されて家族連れにもピッタリ。まずはサビキでマアジ狙い。小型から20センチ超のマアジが数釣りでき、子供たちは「刺し身、フライ、煮付けがおいしいよ~」と声を弾ませていた。

 仕掛けを替えて餌のジャリメを落とすと、大きな当たり。釣り上げたホウボウに智朗君は「なんてきれいなんだろう、ハネがついている、足もあるよ!家に帰ったら調べてみよう」と目をキラキラ。昨年の自由研究は、自分で釣った魚の名前を調べ、料理の仕方などをまとめて提出したそう。来年こそは乗合船に乗って、魚釣りをするのが楽しみなんだとか。

 一家が釣りと出合ったのは2015年のこと。友人たちと静岡県・伊豆で海水浴を楽しんだ後、竿を借りて堤防で釣りをしたものの不発に。がっかりして帰ったが、その後、道具を一通りそろえて本牧の同施設でチャレンジ。周囲の釣り人からレクチャーを受け、カタクチイワシの数釣りを楽しんだ。千史さんも「ハンバーグやファストフードが好きだった子供たちも、今では“自分が釣った魚だとおいしいね”と喜んで食べています」。休みが取れればそろって釣りに出掛けるというドハマリ一家。最高の遊びを知ってしまったようだ。

 ◇後藤 賢治 1957年(昭32)生まれ、埼玉県出身。愛称ゴトケン。無農薬にこだわったお茶農家「後藤園」経営。下田・竜正丸で大物釣りにハマった心優しい体重130キロ。

 ▼釣況 本牧海釣り施設=(電)045(623)6030。営業時間は4~10月が午前6時~午後7時。悪天の場合は臨時休業。子供は無料でライフジャケット貸し出しあり。

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