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タチウオ満足の12匹 ~泉佐野市・海新丸~

[ 2019年8月21日 05:30 ]

長くて立派なタチウオを手に満足げな兵庫県西宮市の宮定伸幸さん
Photo By 提供写真

 大阪湾の釣りで最も熱いターゲットと言えば、紛れもなくタチウオ。個人的にも得意としているが、今年も好調なスタートを切って連日いい釣果が続いていると聞き、大阪府泉佐野市の泉佐野港から出船するスポニチ指定店「海新丸」へ。今シーズンの初タチウオをゲットするべくチャレンジした。(スポニチAPC・矢野 貴雄)

 釣行日は台風10号が列島に迫っていた12日。集合時間少し前に港へ着くと、タチウオへのはやる気持ちがそうさせるのか、すでに他の釣り人は全員そろって乗船済みの状況だった。

 この日のポイントは神戸方面で、港から1時間弱。海上は台風の影響を感じさせないベタなぎ状態だ。神戸・須磨沖にはたくさんの釣り船が集まり、船団を形成しているのが見える。それに併せ、船頭に勧められたテンヤ「ゲキハヤ」にイワシをセットして、開始の合図を待った。

 船足が落ち、スパンカーマストが張られ、投入合図が出た。水深は60メートル。底から20メートルの範囲を探るようにと言う指示で投入後すぐにアタリが来た。トモの方で約80センチが上がったのを皮切りに船上のあちこちで歓声が響く。

 当方にも今季初めてのタチウオ。それも、メータークラスが上がってきた。幸先の良いスタートだ。借りたテンヤに慣れるのに少し時間が掛かったが、次々とアタリが来るのでどんどん追加。比較的大きめサイズが良く掛かり、90センチから1メートルが釣れてくる。このままいつまでも食い続くのかと期待したが、徐々に潮の流れが緩くなりアタリが減ってきた。

 すると船頭がすぐにポイントを移動。アタリが遠のけばまた移動して群れを探す…の繰り返しで、少しずつだが数を伸ばす。いよいよアタリが少なくなり、暑さもピークを迎えたところで沖揚がりの時間となった。

 この日は前日までのようにはいかなかったが十分満足。持ち帰ってからの裁く手間も少なく味も良くて、土産としては満足の12匹をクーラーボックスに積み込み、次への期待を残して帰路についた。

 タチウオは年末から年明けまで続き、初心者からベテランまで幅広く楽しめる。未経験者も一度、挑戦してみてほしい。

 問い合わせは海新丸=大阪府泉佐野市住吉町北岸壁3。電話072(469)2332。船舶へは電話090(3710)7230。

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