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夫婦でタチウオ 1度でやみつき

[ 2019年7月30日 07:16 ]

初挑戦で20匹のタチウオを釣り上げた筆者の妻・悦子
Photo By スポニチ

 【菅野順也の釣り巡礼】東京湾のタチウオが釣れている。福島市在住で東北地方、新潟県の沖釣りがメインの筆者が乗り込んだのは浦安・吉久。当たりがあってもハリ掛かりが…そんな難敵に初めて挑んだ。(スポニチAPC・菅野 順也)

 夏休みを利用しての“夫婦船”となった。

 筆者の目標は20匹、妻は10匹。連日竿頭で40~60匹の釣果を見て「半分は釣れるかも?」。そんな思いを胸に自宅の福島市を後にした。

 午前8時、大貫沖に到着した吉久。吉野昭久船長より「水深は40メートル。底から10メートルの間に反応があります」とゴーサインが出た。

 2人共に初のタチウオ釣り。仲乗りとして乗船していた小峯青さん(23)からレクチャーを受けた。餌の付け方、シャクリの加減、取り込みまで丁寧に教わることができた。

 さあ本番開始、真下から45度の角度を意識してシャクリを繰り返す。わずかな違和感の前当たりから一気に「ギューン」。私は1投目から初タチウオと対面することができた。 2匹、3匹と続けて掛かり、魚とのリズムを合わせることがこの釣りの要素と実感した。竿の操作がぎこちない妻には当たりが遠かったが、止めの動作もしっかりするように言うとすぐに当たりをキャッチ。1時間後には98センチの大型を釣り上げ「引く力が凄い!きれいな魚体だね」と大喜びだ。

 流山市・磯野征光さん(46=会社員)は「その時間のパターンをうまく探し当てるのが面白いですね」と、良型を連発。同行の、流山市・下田義光さん(69)は「釣りとゴルフのためにスポーツジムで体を鍛えています。リールは手巻きにこだわっています」と伝わる感触を味わっていた。

 後半は少し深場に移動。「反応が浮いています。底まで落とさずに50~40メートルでお願いします」と吉野船長からアナウンス。その後も順調に食いは続いて、小峯さんの釣果はダントツの71匹。私は2番手で48匹。妻も20匹で目標を大幅に超える結果だった。

 帰宅して絶品の刺し身も味わえて、この釣りにハマりそうだ。リピーターになること決定のようだ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、浦安・吉久=(電)047(351)2983。出船は午前6時半。乗合料金9800円。

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