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友とともに友釣り 狙い方は十人十色 トロ場、チャラ瀬、早瀬…ポイントたくさん

[ 2019年7月28日 06:42 ]

外川さんが仕留めた良型のアユ
Photo By スポニチ

 【2019アユ】雨が多く日照は少なく、友釣りには悪条件続きだが、それでもまずまずの結果を出しているのが神奈川県酒匂川の山北地区。入川しやすいのも人気のひとつだ。(スポニチAPC・恩田 誠)

 酒匂川の小田原地区は小砂利が多くゆったりした流れだが、山北地区は渓谷の出口に位置するため、大岩が点在し早い瀬もある。その一方で、トロ場やチャラ瀬もあるので、いろいろな釣り方が可能な釣り場。

 川の左岸側には地元の人の努力で整備した駐車スペースが数カ所あるので入川も容易だ。

 川幅が広いので竿が出せる場所は多い。平水時には流れが3筋に分かれるので、浅瀬で拾い釣り、チャラ瀬で数釣り、早瀬で引き釣りでの大型狙いなど、多彩な楽しみ方が可能。

 今季は水量が多い日が続くので川幅が広がっているように見えるが、実際には幾筋もの流れがあるので、好みのポイントを探し出すことが可能だ。

 高瀬橋のすぐ下にはトロ場がありエン堤下から瀬が続く。瀬の中央部に小エン堤があり、その下はやや早めの瀬になっている。

 出掛けた日は平水より10センチ高だったので流れはやや早め。秦野市の矢後光男さん(68)は、緩い流れを探して泳がせ釣りで数を狙った。一方、富士河口湖町の外川成人さん(68)は早瀬で型物を狙っていた。2人はここで知り合ってから同志となり、連絡を取り合って釣り場で合流するらしい。背中合わせで竿を出してもまったく異なる釣法が可能なのが、この釣り場の素敵な点である。

 数では矢後さんが15匹と外川さんを上回ったが、サイズでは外川さんが20センチを仕留め、お互い狙い通りの釣りを楽しんだ。

 ◎おすすめポイント 瀬をメインに狙いたいなら「高瀬橋下の瀬」か「赤岩下の瀬」が良く、泳がせ釣りで数を狙うなら「赤岩のトロ場」が良い。水量が多い時はヘチのたるみを探り歩くのも面白い。

 ▼釣況・オトリ 平山おとり店=(電)090(1653)7388。

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