×

初開催釣りの甲子園 マジでマアジ!? 40センチ級ドカン!!

[ 2019年7月26日 11:52 ]

<バリバス中高生LTアジ釣り大会>40センチの特大アジを釣り上げた日大二Bの田島絵恋さん(撮影・高橋 雄二)
Photo By スポニチ

 【バリバスカップ2019スポニチ U―18選手権 東京湾LT マアジ釣り大会】 バリバスカップ2019スポニチ「U―18選手権 東京湾LT(ライトタックル)マアジ釣り大会」が23日、東京湾一帯を舞台に行われた。参加した中高生16チーム81人が、5隻に分乗して腕を競い合った。その結果、深川・吉野屋2号船に乗船した日大二高Bチームがマアジ5匹の総重量1・7キロで初代王者に輝いた。(久世 明子)

 2011年からスタートした「バリバスカップ」史上初となる中高生のための“フィッシング甲子園”。16校の釣り部員を中心とした81人が深川・吉野屋、南六郷・ミナミ、川崎・中山丸の5隻に分乗し、それぞれのポイントを目指した。

 船釣り初挑戦の参加者がほとんど。慣れない仕掛けや暴れる魚たちに悪戦苦闘していたが、40分もすると立派な釣り師に大変身。同乗した顧問も「授業中よりも真剣な表情だ」と感心していた。

 多くの船が羽田~川崎沖を狙う中、優勝校を出した吉野屋2号船は1隻だけ離れ富津沖(水深8メートル)へ。佐久間誠船長が「大物の秘密ポイント」との采配はズバリ。30~35センチが次々と取り込まれ、そのたびに歓声が上がった。ひときわ大きな1匹をゲットしたのが、日大二高Bの田嶌絵恋さん(16=高2)。検量袋からはみ出す40センチ級は540グラムで、大物賞も獲得した。マアジは小型しか釣ったことがなく「体験したことがない引きでした。取り込んだ後、これマアジですよねと聞いてしまいました」と苦笑い。Bチームは中学生1人を含む女子3人、男子2人編成で、船釣り未経験者は1人だけ。全員が良型を釣り上げており“経験値”が奏功した格好だ。  顧問の戸谷篤教諭(49)は「こういう大会はこれまでなく楽しかった。顧問同士も仲良くなりました」と目を細めた。子供も大人も夏の貴重な思い出となったようだ。

◆初船釣り 70%船酔い続出

 【APCの目】乗合船での釣りは初めての参加者が70%強。ベタナギの海で“初船酔い”に苦しむ生徒の姿も。しかし、マアジはビギナーにも優しい魚で、開始早々から入れパク状態。コツをつかみ1拍置いて待つと一荷もたびたび。30センチ級も顔を出すが、全般的には20センチ級が主流だった。クーラーボックスや氷、雨具の準備を怠った参加者も多かったが、次回からは準備してくれるはず。釣りはストレス解消の特効薬。長いお友達になることを願いたい。(林 悠二)

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る