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満足感40センチオーバーのジャンボイサギ~和歌山・湯浅町~

[ 2019年6月19日 10:30 ]

和歌山市・日置義信さんは37センチ(左)とのダブルにニッコリ
Photo By 提供写真

 和歌山県沖で今、誰もが楽しめる釣り物といえばイサギだ。シーズンに入って釣果は安定方向、さらに40センチオーバーのジャンボサイズが頻繁に混じると聞いたら、これはもう行くしかない!湯浅町から出船する「なぎ丸」へ14日に釣行。入れ食いも満喫し、スポニチ大物賞応募基準を超える40センチ以上を釣り上げる人も出て、同乗者全員がジャンボな満足感に浸った。(スポニチAPC・矢野 貴雄)
 
 集合時間は午前4時半。この日は当方含む8人の乗船。ポイント到着までの40~50分間に釣座に道具を置き、サオの準備などを終えて、船室で待機する。
 空が明るくなり陽が昇る頃、日ノ岬沖のポイントに到着。ジャンボイサギとの出合いが待ち遠しくて、今か今かと投入合図を待つ。船頭がイカリの準備を始めたので、われわれもエサをステンレスカゴに詰める。準備万端だ。
 船が止まったので仕掛け投入。水深は40メートルほどで底に根があるので、底をとったらすぐ5~7メートル上げて誘うようにとの指示が出る。トモ側から電動リールの巻き上げ音が聞こえた。30センチ前後が次々と上がっている。当方のいるミヨシ側は静かだったが、必死で誘っていると1匹目が来た。
 ただ、タナを絞りきれていないからか連続ヒットといかない。そこで電動リールのスロー巻き上げを使った〝巻き誘い〟で狙ってみると、これが大正解。すぐに魚信がきた。かなりパワフルな引き。大型への期待が膨らみ、巻き上げが少し慎重になる。浮いてきたのを見ると、そこそこデカイ。37センチ。40センチに少し届かないが、このクラスになると引きも楽しめる。帰宅後の料理も楽しみだ。
 巻き誘いのパターンでさらに探ると再び上々の型。タナを決めて誘うより、巻き誘いの方が掛かるサイズが大きいようだ。入れ食いとはいかないが、仕掛け投入→タナに到達したらあおってサオを置く→先ほど釣れた魚を締める→その間にアタリ、の繰り返しで気がつけばクーラーボックスは満杯。時計を見るとまだ午前10時だった。他の人の様子を見る。ここから入れ食いが始まったようで、次々と釣り上げている。右舷側の和歌山市・日置義信さんは一荷ですべてのハリに掛かる〝パーフェクト〟を達成。正午になり沖揚がりの時間を迎えた時には、全員の顔に満足感があふれていた。シーズンインは間違いなかった。
 船中では40センチの大物も釣れており、まだまだジャンボ混じりのこの釣果は続きそうな気配。これからさらなる数釣りも期待が持てるので、ジャンボ&大漁を夢見て足を運んでみてほしい。
 ◆なぎ丸 乗合船は和歌山県有田郡湯浅町港区2814の1、電話0737(62)3890。磯釣りの渡船も好評営業中。こちらは広川町広1476。電話0737(62)3891。

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