少々コマセで上々イサキ!海中に帯つくり40匹&35センチ

[ 2019年6月15日 07:45 ]

宿2世船長対決は露木正敏さん(左)が40匹でV。高橋勝久さんも健闘して20匹 
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 【名人への道 決め手はコレ!】イサキを狙うなら、やっぱり旬の今。抱卵で腹が膨らみ、脂ノリノリだ。福浦・よしひさ丸が狙う初島沖も、調子が出始めた。サイズは大小交じるが数が望める。ただし、それも釣り方次第。さて、どう狙う?(スポニチAPC 林 悠二)

 4月にスタートした初島沖のイサキ。各地で数釣りが続く中、沈黙が続いた。トップで50匹台の好釣果が出たのはつい先日。釣れだすと安定するのが通例。様子を見に出掛けた。

 朝イチ、10人に配られたコマセの量は2キロのブロック1個。正味5時間の釣り、この量で間に合うのか?困惑する向きも…。しかし、餌取りの多いこのエリアでは、「コマセのやり過ぎは餌取りを呼びます。効率良く釣るにはコマセを極力減らすことなんです」と、高橋稔船長。この量が正解だと後で気付くことに。

 ポイントは初島南沖の30メートルダチ。午前6時に第1投。指示ダナは海面から15メートルと水深の半分だ。ハリス3号×6メートル、ビシ80号。仕掛けを投入して5分、早速、本命が顔を見せだした。しかし潮の加減でコマセが寄る左舷側が順調なのに対して、右舷はパッとしない。

 そんな中、左右の船首で連発を重ねている青年2人。左舷は「休業で遊びに来ました」と話す真鶴・国敏丸船長の露木正敏さん(38)、右舷はよしひさ丸当主の長男、高橋勝久さん(21)だ。どちらも3メートル級のマダイ竿を使用。まずはハリス、ゴムクッション分の7~8メートルを余分に下ろす。仕掛けをなじませて10秒後、今度は一気に指示ダナまで巻き上げ当たり待ち。

 「海中にコマセの帯を1本つくるのがコツ」と勝久さん。食い気を奮い立たせて止める。これが決め手で、コマセが多いと餌取りを呼び不発が続く。共にビシは穴の少ない鉄仮面を使い、コマセの量はひとつまみ程度。「サニーカゴなら下窓は閉じ、上窓は半開が適してるね」とは正敏さん。コマセを極力減らすことで、餌取りを呼ばない。付け餌を残しておき、本命をゲットする作戦なのだ。

 この2人、一荷釣りが目立った。追い食いを待っているとバレやすい。「ハリを動かしていないと次が掛からない傾向」(勝久さん)。で、1匹掛かった段階でゆっくりとリーリングを開始。5、6メートル巻き上げる間に2匹目が掛かる寸法。付け餌のオキアミは小粒ほど食いが良いとも付け加えた。

 ダイナミックな竿さばきや、取り込みの手際良さはさすがベテラン船長の技。船中では1桁台も出た中、若船長対決は正敏さん40、勝久さん20匹で正敏さんの圧勝だった。

 イサキの型は中・大型が主体で、筆者は18匹。最大は35センチ(500グラム)だが、ゲストに良型メジナや脂の乗ったタカベが彩りを添えた。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、福浦・よしひさ丸=(電)0465(63)3884。乗合は午前4時半集合、料金はコマセ、餌、氷付き1万円。電動リール付きの貸し竿は1000円。

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