絶品カサゴピカタに毒ある一刺し ダイエット中なの知りながら…家人チクリ

[ 2019年6月3日 06:12 ]

良型のカサゴ。背ビレに注意
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 【一釣一品食べま専科】カサゴのピカタを食す。相模湾にシコイワシが入ってきた。こうなるとカサゴが狙い目だ。外道にヒラメも出るからそそられるよ。腰越・飯岡丸へ直行。 (スポニチAPC 町田 孟)

 岩場に身を潜める“彼女”ら一族は毒バリを持つ種類が多い。ハオコゼ、ミノカサゴ、オニカサゴ、オニオコゼが4強かな。チクリとやられると、のたうち回るぜ。最高位に君臨するのはオニダルマオコゼ。死に至ることもあるという。こりゃ毒婦だね。
 危険な香りに男心はうずく。何やらネオンの海でもありそうだ。底の方に潜んでいる訳ありさん。若い頃、危険水域をつい超えて痛い目見たことない?僕も経験があるんだ。いや、本物のカサゴにさ。案外しびれるぜ。うっかり背ビレに親指が触れてね。しばしズキズキを味わった。
 【釣戦】イワシの餌用に配られたサビキをセットしておく。群れに当たったら急いで30匹ほどを確保。
 宿の仕掛けは幹糸4号、ハリス3号の胴突2本バリ。三浦公士船長=写真=の流しは「主に根の上を狙う」のが特徴。「だから根掛かりには十分注意して。思い切って1メートルほど底を切った方がいいよ」。こまめにタナを取り直すのを忘れずに。あとは忍の一字。細かな竿先の感触を見極めるためにも「置き竿より手持ちを勧める」。金言を胸に待つことしばし。来ましたよ、カサゴのガクガクガクが。
 【クッキング】卵のつけ焼きなんだ。イタリア料理が原点。カキ、牛肉、豚肉など応用範囲が広い便利レシピだ。
 下処理をした魚を厚めにそぎ切り。塩、こしょうして軽く小麦粉をはたき、刻んだ万能ネギを混ぜた、とき卵の中へくぐらす。ネギの代わりにパセリ、バジルなどでもOK。ものによっちゃあ粉チーズでも。たっぷり卵液をまとわせ、油を敷いたフライパンへ。8分ほど火が通ったくらいが取り出しのタイミングだ。レモンバターソースかオーロラソースが合う。
 例によって「私食べる人」の家人。僕がダイエットを始めたのを知りながら「魚料理でも油やバター使うとカロリーアップよね」。その一刺し、毒あるよっ。

 ○…「竿製作業です」。ン?藤沢市の飯塚隆さん(53)は和竿の伝統系ではなく、グラスやメタルなどの“現代系竿師”。「ライトヒラメやマグロ、ブリ」が得意分野だ。母親の介護のため47歳で脱サラして始めた「ほんの小遣い稼ぎです」。とはいうものの、それなりのバックボーンがあるのだろう。船には小学校3年から乗っている。カサゴ6にヒラメ、マゴチなどキャリア証明竿頭だ。月に3~10回は海に出るという。しかし「刺し身は苦手で唐揚げが大好き」。ならば酒のお供にピカタでもいかが。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、腰越・飯岡丸=(電)0467(31)1560。出船は午前6時半。乗合料金9000円。

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