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大都会の風感じながらメジナ、クロダイ、シロギス、イシモチ…

[ 2019年5月31日 06:24 ]

東京ゲートブリッジを間近に望む釣り場
Photo By スポニチ

 【磯&堤防ガイド】水温が上昇し、海釣りに適した季節を迎えた。気軽に出かけられる海釣り施設でも十分に釣果は上がる。設備が充実した場所で釣りの醍醐味(だいごみ)を味わおう。(スポニチAPC 恩田 誠)

 ◎江東区・若洲海浜公園
 広大な敷地を持つ海浜公園に付設された釣り場(入場無料)。公園の南側にあり、正面には「恐竜橋」(東京ゲートブリッジ)、西側には湾岸エリアの超高層ビル群が望め、景観が良い。
 人工磯以外には転落防止柵があり、餌や小物、貸し竿を扱う売店、トイレ、芝生公園、駐車場なども完備。さらに恐竜橋に上がれる施設もあり、雄大な景色が楽しめる。
 東京湾の奥に位置しているため海色は決して良くないが、魚の種類は多く、いろいろな釣り方が可能だ。

 ◎チョイ投げやサビキ釣りがお勧め

 ウキ釣りでメジナ、クロダイを狙うことができるが、シロギス、イシモチが多いので、投げ釣りがお勧め。遠投は不要なので専用の竿は不要。根掛かりがやや多いので、シンプル仕掛けが適する。
 サッパ、コノシロ、イワシ、アジなども狙えるので、サビキ釣りも面白い。この時季はまだ魚影がやや薄いため、バケバリ仕掛けよりも餌付け器を使ってアミコマセをハリ付けするカラバリ仕掛けが良い。
 上を走る東京港臨海道路に沿って沖に延びているのが、全長570メートルある突堤。東側は釣り不可で、片側のみの釣り場だが、長さがあるので収容力はある。付け根付近は浅いが、そこ以外は特に場所を選ばない。足元でサビキ釣り、チョイ投げで底釣りが楽しめる。
 キャンプ場前はのんびり派向き。が、ベテランもここを選ぶことがあるため、なかなか侮れない。釣り方は突堤と同じだ。
 人工磯は大きな岩を並べて造られた釣り場。足場はさほど悪くないとはいえ、岩の間の隙間や段差はやはり危険性が高いので、子供連れにはお勧めできない。なおここには転落者を救助するため「浮輪」が常設されている。
 ここではウキ釣りも可能だが、チョイ投げでイシモチ、シロギスが狙え、岩場を好むメバルやカサゴも出る。なお、岸寄りは浅いので、サビキ釣りには向かない。

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