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スモールマウスバス天国 平均40センチ級9匹 スポーニング期の荒食い状態

[ 2019年5月29日 07:13 ]

40センチアップのスモールマウスバスをハンドランディングした高橋優希さん。会心のヒットに笑顔がはじける
Photo By スポニチ

 【ガイド】長野・野尻湖のスモールマウスバスの爆釣が続いている。スポーニング期の荒食い状態で、良型の2桁は当たり前の状態。過去の野尻湖釣行で数釣りした記憶はないが、この釣れっぷり逃す手はないでしょ。(久世 明子)

 5年ぶりの野尻湖釣行。浅場はスポーニング準備に入ったスモールマウスバスがあちこちで見られ、思わずニンマリ。とはいえ、1月に釣り担当に復帰してから魚たちからは振られっぱなし。得意のバス釣りで結果が出なかったら…期待と不安が交錯する記者の目の前に、超強力助っ人が現れた!元日本バスプロ協会(JB)のトップ50で野尻湖マリーナのガイド・奥泉悠介さん(33)だ。

 ボートに同乗してまずは国際村へ。セットしてもらった4インチイモグラブ黒+ライトキャロライナリグで、2~3メートルラインを狙う。「アリが歩くぐらいのスピードで引いて」とのアドバイス通り、超スローで湖底をズルズル引くと、2投目にいきなりガツン。スモール特有の強烈な引きをしばらく堪能し、自己ベストを更新する42センチをゲット。タックルは古い。でも腕前は鈍っていないのを実感でき、心の中でガッツポーズ。その後は3匹連チャンで掛けたが、即合わせの悪癖が出て2匹バラシ。悔しさはあるが釣れない病から解放され、周囲を見渡す余裕も。山々の新緑がまぶしい。デスクワークに追われる日々が続いているが、ストレスゲージはだだ下がり。やっぱり釣りはいい。

 隣では長野市の高橋優希さん(31=会社員)に43センチがヒット。ハンドランディングで取り込み「3インチカットテールのネコリグでヒットしました」とうれしそう。

 午後からは独り立ちして桟橋周辺狙い。釣れる、釣れる。45センチも飛び出してさらに記録を更新。2桁とはいかなかったが、40センチアベレージを9匹。スモール天国バンザイ!の結果となった。真面目な釣り姿が評価され(?)、野尻湖マリーナの小出茂さんから「夏休みにアルバイトに来れば?」とのお誘い。8月下旬には、野尻湖に潜んでいるかもしれません。

 ▼奥泉さんの野尻湖攻略法 「スモールは、3投で答えが出る」という。3投でヒットしなければ(1)扇形に広くキャスト(2)探るレンジを変える(3)ワーム、リグを変える――を心掛ける。「それでも駄目ならポイント移動。気まぐれ女子?そうそうスモールはそんな感じ」と名解説。釣ったスモールは少しでも早くリリースすれば、また同じ産卵床に戻っていくそうだ。

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、野尻湖マリーナ=(電)026(258)2629。入漁料は700円、ボート代は手こぎ3000円、エンジン付き7500円から各種あり。奥泉さんのガイドはバスボート代込みで1日3万円から。
 ▼交通 野尻湖へはしなの鉄道黒姫駅からタクシー。マイカーなら上信越自動車道信濃町ICで下り約5分。  

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