“サメ”ない情熱 深海王者 沢地さん70Pで大会初優勝

[ 2019年5月15日 07:09 ]

高得点を獲得して初優勝した沢地さん。何と4打数2安打の快挙!これは1匹目に釣れたフトヅノザメ
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 マルキューカップ2019スポニチ「深海魚釣り大会」が11日、開催された。神奈川県小網代の丸十丸をベースに、参加した26人が2隻に分乗。競技は釣れた魚の“レア度”を競う大会で、3種のサメで計70ポイント(P)を獲得した横浜市の澤地恭亮(きょうすけ)さん(48=自営業)が優勝した。(久世 明子)

 目指すは城ケ島沖にある、水深500メートル超の東京海底谷!太陽光が一切届かない真っ暗な世界から、いったいどんな珍魚が顔を見せるのか…。珍魚ハンターたちは胸を躍らせて、大海原に繰り出した。

 キンメダイ、アコウ、ムツといったメジャー級から、釣り物として見向きもされないサメ類も対象魚。そんなサメほど75~20と高ポイント設定してある、世にも珍しい大会だ。

 前半好調だったのが、澤地さんが乗船した第15丸十丸。午前10時ごろ、葛飾区の中島英樹さん(47=建設業)が128センチ、15キロ超のサメを釣ったのとほぼ同時に、澤地さんにも当たりが。「コンコンときたので、竿を持ち上げたらズシンと重量感が伝わってきた」。同乗者たちが中島さんの1匹にド肝を抜かれている中、隣で澤地さんもしっかりサメをゲット。結果、フトツノ(30P)、モミジ(20P)、カラス(20P)のサメで70Pを獲得し、2位を14P引き離して優勝を飾った。

 澤地さんの釣り歴はわずか半年。6日に行われたバリバスカップ「東京湾マゴチ釣り大会」に大会初出場したが、オデコで終了。リベンジを果たすべく、今大会に備え約10万円かけて竿とリールを新調するなど気合十分で臨んだ。優勝だけでなく、表彰式後の抽選会では目玉賞品のハイアール社製の冷凍庫まで大当たり。「また釣りにハマっちゃった」と笑いが止まらないようだった。

 ▼APCの目 珍魚や怪魚が対象の大会。昨年に続き2回目の開催で、レアな深海魚に魅せられたリピーターの姿が目立つ。電動リール使用が相場の超深場を、2本バリと手巻きリールを使って世界・日本記録に挑む学生アングラーたち。何人もの女性もエントリーしている。500メートル前後の深海に潜む魚類。特にサメやエイ類の嗅覚は鋭敏で「生餌、ワーム+匂いが釣果への鍵ですね」とはマルキユー生産開発部・長岡寛次長。攻略への近道としてサバ、イカの切り身餌に加工を施した。前日から集魚製品「アミノ酸α」に漬け込んだのだ。餌から発する匂いで魚を寄せる作戦は的中、この日は多くのサメが釣り上げられていた。(林 悠二) 

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