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イサキにキュンキュン 小気味よい引きがたまらない!!

[ 2019年5月14日 07:26 ]

13歳の平沢昂大君がイサキのトリプル!!
Photo By スポニチ

 【真説フィッシング】静岡県南伊豆のイサキが釣れている。タナに合わせれば「キュン!キュン!」と小気味よい引きが訪れ楽しめる。水温が上がり、活発に餌を追っていることから、脂はノリノリ!食べても◎。須崎・光明丸に乗船した。(芝 真也)

 魚影の濃い南伊豆では、イサキを一年中狙うことができる。水温が上がるこれからの時季はイサキの活性が高まり、当たりの数が多くなる。

 「反応はどのポイントでもあります。潮次第で数釣り可能ですよ」と土屋臣嘉船長。トップで50匹以上釣ることも珍しくない。
 当日は4人のお客さんを乗せて午前5時30分出船。土屋船長は爪木崎沖へと船を走らせ、水深50メートル前後のポイントで「始めてください。タナは30メートルです」と合図を出し釣りがスタート。

 仕掛けはハリス3~4号×4・5メートルの2~3本バリ。コマセ、付け餌共にオキアミ。イカ短の方が食いが良いこともあるので用意しておくと良い。

 潮の速いこともある南伊豆では1流し1投入が基本。イサキの反応の上を通過するように船長は船を流してくれる。そのため投入が大きく遅れると、当たりが訪れなかったりオマツリの原因にもなる。号令に合わせて仕掛けを入れるように準備しておくことが大事。

 コマセをビシに軽く半分ほど入れて投入。5メートル余分に落とし、タナまでにコマセをまききって待つ。すると開始から「キュン!キュン!」と当たりが訪れ、筆者は30センチ級の良型イサキがトリプルの好スタート。

 イサキは潮の流れに敏感。途中は潮が止まってしまい、当たりが散発になったが、再び潮が動きだした午前9時すぎからはダブル、トリプルのヒットが連発!

 左舷胴の間から竿を出していたのは、東京都品川区の平沢さん親子。「毎週のように釣りに出掛け、遠征釣りにもよく行きました」と話してくれた、お父さんの徹さん(54=会社員)は、息子の昴大君(12=中2)に教えながら一緒に竿を出していた。

 「釣りは1年ぶり。今は家族サービスで釣りする程度ですが、それが一番うれしい時間です」と徹さん。「お父さんと釣りに出掛けることが大好き。イサキはたくさん釣れるから楽しい」と良型のトリプルににっこりの昴大君。

 初夏に旬を迎えるイサキ。水温が上がり、安定するこれからは当たりがより多くなって面白くなる。釣れたイサキはおなかが膨らみ始めており、旬の味覚「白子」「真子」が楽しめるのはもうすぐだ。

 《数を伸ばすなら追い食いを狙え》1流し1投入が基本となるので、追い食いを狙っていくと数が伸びる。コマセに誘われイサキのタナは上ずってくる。最初の当たりが来たら1~2メートル巻き上げて待つと追い食いしやすい。食いが活発になればゆっくり5メートルほど巻き上げていく間に当たってくる。ダブル、トリプルを狙って数釣りを楽しもう。

 《マダイも好調 ドラグは緩めに》マダイも好調。イサキを釣っていてヒットすることもよくある。「イサキの群れの近くにはマダイがいます。ドラグは緩めに調整しておいてください」と土屋船長。いつヒットしてもいいように、対処しておこう。

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