61・2センチ!令和初マゴチ王 谷山さん「1回だけの当たりで…」

[ 2019年5月9日 07:36 ]

 バリバスカップ2019スポニチ「東京湾マゴチ釣り大会」が6日、深川・吉野屋、浦安・吉久、南六郷・ミナミから出船した7隻で開催され118人が参加した。10連休の最終日の天候にも恵まれた中、吉久に乗船した谷山良雄さん(74=アルバイト)が61・2センチを釣り上げ総合優勝した。(笠原 然朗、久世 明子)

 明治から大正時代にかけて首都・東京を守るために東京湾に造られた人工島「海堡(かいほう)」周りが令和の戦いの舞台となった。7隻は思い思いのポイントで大型マゴチを狙う。

 吉野屋4号船に乗船したさいたま市の浅野俊吾さん(57=会社員)は法子夫人(58=同)と参加。連休中は北海道へサクラマスなどを狙って遠征釣行。締めが今大会で「底上1メートル」のタナで54センチを釣り上げ総合4位に入った。

 千載一遇のチャンスをモノにしたのが優勝した谷山さんだった。「1回だけの当たり」が大会唯一の60センチ超だった。

 マゴチ釣り歴40年以上。三日月型オモリを使う参加者が多い中、こだわりの片天ビン仕掛けで臨んだ。「ハリスの長さは1・5メートルでタナは底上1メートル。2~3分に1度、タナを取り直し、竿は手持ちで餌は動かさない」の基本は、ずっと変えていない“俺流”だ。

 運送業で70歳まで現役として働き、いまは公園清掃のアルバイトで月2回の釣行費を稼ぐ。表彰式のインタビューで優勝の感想を聞かれ「まぐれです」。  謙虚な大ベテランが令和初のマゴチ王になった。

 ▼APCの目 6打数1安打――これ、ミナミ1号船に乗った人の前日マゴチ釣果。当たりがあっても掛け損ないでバラシを連発。タイミングがバッチリ合った時にだけ手中にできるのだ。最も繊細さが要求される釣りで当たり→合わせ。この駆け引きが生きエビで狙うマゴチ釣りの決め手になる。竿先を急に襲う魚信に、条件反射的なビックリ合わせでバラす人。反対に待ち過ぎて食い逃げされる人。一にも二にも合わせの頃合いが勝負の別れ目に。釣果にかかわらず、胸を熱くさせるこの魚。“照りゴチ”と呼ばれ本番はこれから。今後の展開が楽しみだ。(林 悠二)

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