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カサゴ3連発 餌はイワシもい~わ♪30センチ級ゲット!

[ 2019年4月9日 08:28 ]

イワシとサバ切り身をくわえたカサゴ
Photo By スポニチ

 【ココが一番!】相模湾真鶴沖のカサゴ釣りが狙いだ。良型が多く、その引きはグングンと竿先を曲げワクワクさせてくれる。ただ根がきつく、うっかりすると仕掛けを取られてしまう。要注意!(スポニチAPC 山本有道)

 最初から“珍風景”に出合い、思わず笑ってしまった。真鶴の岸壁から出船した富丸がものの5分もたたないところで「さあやりましょう」と力石富男船長。仕掛けを下ろすと水深は30メートル。糸フケを取り上下に竿を動かしているとブルブル。引きも重々しくちょっと良型そう。姿を見せたのは25センチ級。驚いた。イワシをくわえている。はて?下バリに付けたのはサバの切り身のはずだが…。よく見ると切り身ものみ込んでいる。どうやら他の釣り人の餌を失敬したらしい。

 こんなに食欲旺盛なら今日はいいぞ!と思ったら後が続かない。力石船長も「このところ潮が澄み気味。昨日もベラやキタマクラが先に餌を取ってしまって…」とちょっぴり渋い表情。

 釣れなくなればすぐポイント移動。そのたびに船中ポツポツと釣れるのだが、我が竿には大きなウツボ、ベラ。そんな時「やっと刺し身サイズがそろったよ」と喜んでいたのは平塚市の広沢貴之さん(47=自営業)。25センチ級の連チャンだ。餌はマイワシ。ヒラメも好きで先日の釣行の際、死んでしまったイワシをカサゴ用に取っておいたとか。

 茅ケ崎市の安藤寿啓さん(72)もヒラメなど底物がお好き。カサゴは35センチ以上を釣ったことがない。「50年ほどいろんな釣りをしていますが、やはり大型の引きに魅せられますね。でもきょうは渋そう」といいながらもせっせと誘いを繰り返していた。

 50メートルの深場も探ったが、納竿30分前に落ち着いたのが30メートルダチ。根掛かりもなく釣りやすい。ここでのカサゴは結構な引きで楽しませてくれた。まず、この日一番の重量感だったのが30センチ級。魚体も美しく、抜き上げた時は力石船長も「きょうイチだね」。間を置かずに当たりが続き3連発。終わりよければ全てよし――爽やか気分で港に帰ったのだった。

 この日は誰も2桁に届かなかったがシーズンはこれから。浅場で大型が釣れる日も近い。

 〇…カサゴ釣りでやっかいなのは根掛かり。だが恐れていては釣りにならない。仕掛けを上下させて誘い続けるのが最善の策。もし根掛かりしても道糸を緩めたり張ったり。また竿を左右に動かすと外れることも。かくいう私もオモリを3個失い、根を荒らしてしまった。失礼!

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、真鶴・富丸=(電)0465(68)3716。午前6時出船。料金8500円(餌、氷付き)。

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