ヤリイカ丸ごとイ~感じ♪ スズキでもどき、自家製カラスミも美味

[ 2019年3月21日 13:47 ]

右が丸ごとパスタ。左に自家製カラスミもどき
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 ヤリイカを食す。丸ごとパスタでね。頭、胴、足、肝、メスの持っている飯(いい)までを全て使い切るんだ。よだれが出ますがな。宇佐美・清貢丸で夜の初島沖に出向いた。(スポニチAPC町田 孟)

 早春の初島沖はディスコ。あっ、ちと古いか。今ふうならクラブかな。メスを求めてオスが群がりくる。いつの時代も変わらんね。最近、女性アイドルグループが話題になったけれど。さしずめ宇佐美のヤリはHTS(HATUSHIMA)なんとやらかいな。

 オスの体長はメスの倍以上。俗に言うパラソルってやつ。学術的にはイカも大きくかっこいいのが推しメンでモテるらしい。興奮するとともに体が赤くなるとか。激しそう。ウフフ。

 【釣戦】水深は50メートル前後でオモリ80号。おじさんにはありがたい。夜遊びだから寒いのは覚悟の上さ。稲本貢一船長=写真=から初島流の教え。「30センチ誘って15センチ下げる感じ。昼みたいに大きくやることはないよ。底ダチを取ったら、少し巻き上げて。根掛かりすることがあるから」。言いつけ通り、お利口さんにしていた。でも、来ないのよ。前日は風が吹き荒れた。通説の「シケ後の爆釣」なんて誰が言ったんだい。メスばかり数匹。その気にならなかったのかねえ。

 【クッキング】中細のロングパスタ。ゆでは基本通り。ニンニクのみじん切りをキツネ色にして取り出す。オリーブ油はそのまま。口当たりのいいサラダネギ、九条、わけぎなど好みで5センチほどにカット。あとはキノコを。

 イカの足を引き抜く。ワタの部分も捨てんように。触手の先端を落とし切り分ける。2本くらいが適当かな。胴は皮をむいて3~4等分。飯を器に移し酒でバラす。フライパンを熱し、ゆで汁を大さじ2杯ほど。野菜、イカ一式を入れ軽く炒め、パスタを投入。コショウをして盛り付け、ニンニクをパラリ。仕上げはジャーン!自家製カラスミのすりおろし直がけ。いかがかな。

 家人感嘆。「レストラン級。2000円出してもいいっ。イカがぷりんぷりん。七難隠す」。腕より素材かいな。

 手前みそのカラスミ、実はもどきなんだ。ボラじゃなくスズキ。一昨年の冬のこと。見事な真子だったので挑戦してみた。まずマチ針を用意し氷水の中で血抜き。もう1日氷水につけて冷蔵庫で様子見。水気を拭いて器に入れ、塩をどっさり。水分が出るわ出るわ。毎日、水を捨て塩を追加して1週間。次に薄い塩水で塩抜きに1日。酒と焼酎のブレンド液に2日漬け込む。重しをして形を整え干すこと10日間。全工程22日間、我ながら上出来の一品だ。真空パックして熟成したのを取り出した。ウオッホン。

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