ボラに苦戦も…クロダイ54・5センチ 納竿間際に残り物「ボケ」で大物賞

[ 2019年3月12日 07:10 ]

納竿間際に54・5センチの年なしを釣った間所さん。お見事!
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 【ココが一番】かかり釣りのクロダイが静岡市の清水で釣れている。50センチオーバーの“年なし”も連日姿を見せ、2桁釣果も珍しくはない。このほど「第8回原保杯クロダイ釣り大会」が開かれ、チャンスとばかり私も参加。せっせとダンゴを握り続けたのだが…。(スポニチAPC 山本 有道)

 清水のクロダイも年によって好不調の波があるが「昨年からずっと釣れているんです。こんなことは初めて」。山本釣船店に着くと山本光男船長はちょっと驚きの表情。魚拓をとるのも忙しいらしい。先月は特に50センチオーバーの“年なし”ラッシュで、数えてみると何と57匹。56・7センチも出ている。「きょうもいけそう」とワクワク気分だ。

 この日、一緒に舟に乗ったのは豊橋市の間所良紀さん(64)で抽選で、決まったポイントは「鋼管」。まずは2人してダンゴを打った。そして釣り開始。しばらくは何も釣れなかったが突然、間所さんの竿がピシッ。竿鳴りだ。やり取りのあと上がってきたのは46センチの本命。「やっときましたね。餌はオキアミ」。いつもオキアミ中心で、仲間うちでは「オキアミの間所」と呼ばれているほど。本領発揮だ。

 続いて我が竿にも当たり。モエビを付けていたがモタレのような感触に合わせるとずっしり。だがクロダイのような引きは見せてくれない。のっそりと姿を見せたのは45センチのヒラメ。

 それからは苦難の道のり。間所さんが大きなボラを掛ければ、私もフグ釣りなら喜ぶ30センチ級のショウサイフグ。あいにく南の風が吹き始め、ロープで固定していた舟の位置が後退。それが災いしたのか、付け餌がそのまま残ってくる始末。お互い「魚の気配がなくなりましたね」「これは厳しいなあ」とグチのこぼし合い。

 さらに悔しいことが一つ。ボケを付け置き竿にしていたところ竿先がチョコンと揺れた。あわてて竿を手に取って合わせると結構な引き。ところがすぐに軽くなってしまった。バラシだ。「ボーっと生きてんじゃねーよ!」。NHKの人気番組で“チコちゃん”に叱られたようでシュン。

 午後3時前。そろそろ迎えの船が来るころになって間所さんに歓喜の瞬間が――。最後に残った死んだボケを放り込んだところ強烈な引き。ボラに悩まされていただけに「またボラ?」。一瞬脳裏をかすめたに違いない。だが鋭い突っ込みはまさしくクロダイ。やっと海面に浮かんだのは黒々と光る年なし!54・5センチでこの日の大物賞。クロダイ釣り、最後まで諦めてはダメ、ということを学んだ日だった。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、清水・山本釣船店=(電)054(352)3217。午前6時出船。料金は1人乗船1万1000円(餌込みの平均)。

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