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イカすぜ!!ヤリイカ33匹!! 産卵期前ニヤリ!良型連発!!

[ 2019年3月8日 06:33 ]

大漁33匹を釣り上げ竿頭の二宮さん
Photo By スポニチ

【真説フィッシング】甘くておいしいヤリイカ。剣崎・大松丸の狙う洲ノ崎沖で、釣果が上向き傾向。トップが90匹以上釣った日も出ていて、大型のパラソル級も期待できる。(芝 真也)

 春が近づき、ヤリイカは、そろそろ産卵期に入る。群れが固まり、釣りやすい時季を迎えた。「イカだけにムラはありますが、反応は良いので、楽しめますよ」と鈴木勇一船長。

 当日は2隻出しの大盛況。筆者は、第23大松丸に乗船して午前7時に出船。

 仕掛けは、プラヅノ11センチ×5〜7本。オモリは120〜150号。狙う水深が200メートル前後と深いことから、150号を使うように指示があった。

 「始めてください。210メートルで止めて190メートルくらいまで探ってみて」と船長の合図で一斉にオモリが投げ入れられてスタート。

 210メートルで仕掛けをストップ。この時、イカが触ってくることが多いので、様子を見てみる。触りがなければ、シャクリ上げていきタナの上限まで探っていく。狙う水深が深いことから、しっかりシャクリを行わないと仕掛けが動かないと考え、竿先を下に向けた位置から目線の上まで、大きくシャクリを行うようにした。すると200メートル付近まで誘い上げ、目上で止めていた竿先が「クンクン」。イカからの当たりだ。最初の10メートルを電動でスローに巻き上げてくると、ズンッと重くなり、追い乗りした様子。その後は、中速で巻き上げ、45センチ級のダブルに筆者はニンマリ。ピンクとケイムラのツノに乗ってきた。

 左舷トモ2番から竿を出していた金野博さん(69)。春はアナゴ、冬はカワハギと、四季に応じて旬の釣りを楽しんでいるそうで「ヤリイカ釣りは年に1、2回ですが、大型が乗った時のズシッとくる感触はたまらないですね」と良型をゲットしてにっこり。

 右舷ミヨシから竿を出していた横浜市・二宮一雄さん(42=会社員)は「朝のうちは、大きいシャクリ。後半は、チョンチョンとストロークの短い誘いに乗りが良かったです」と33匹釣り上げ竿頭。

 剣崎のヤリイカは4月いっぱいまでは狙えそうな気配。甘くておいしいヤリイカを釣りに出掛けよう。

 ○…プラヅノは、ブルー、ピンク、ケイムラの3色を基本に同じ色が並ばないよう配色する。これに、コマセヅノとして使う赤白スッテを1本入れておくと良い。プラヅノの表面が傷ついていたり、曇っていたりすると、イカの乗りが悪くなるので、なるべく新品に近いツノを使おう。

 ○…イカは落ちてくるものに興味を持つので、落とし込みも有効。指示ダナの上限から、2メートルずつ落としてはシャクって…を繰り返して、下限まで探っていく。また、仕掛けを一気に20〜30メートル巻き上げてから落とし直す「巻き落とし」も有効。仕掛けがリセットされることで乗ってくることがある。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、剣崎・大松丸=(電)046(886)1244。出船は午前7時。乗合料金9000円(氷別)。マダイ、アマダイへも出船中。

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