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冬においしい三崎港 多彩な釣り場にマグログルメ、景色も良い!!

[ 2019年3月1日 07:42 ]

順調にメジナをヒットさせていた森田さん
Photo By スポニチ

 【磯&堤防ガイド】地上は春でも海の中はまだ真冬。釣りには厳しい時季なので、釣り場は他の選択肢もある場所がいい。この点、神奈川県三浦市の三崎港はいろんな楽しみが満載だ。(スポニチAPC 恩田誠)

 マグロの水揚げで有名な三崎港は敷地が広いため、釣り場もたくさんある。

 東から「通り矢」「向ケ崎」「花暮岸壁」「旧白灯堤防」「市場前」「冷蔵庫前」など多彩で、家族連れからベテランまで、いろいろなスタイルの釣り人が集まる。

 この時季は1年で最も水温が低いため魚の動きはかなり悪い。初心者に人気のサビキ釣りやチョイ投げでは釣果は厳しい。別図にも挙げたように、この時期はウキ釣りでメジナ、ウミタナゴ、メバルを狙うのが良いだろう。

 これでいえば、釣り場は「通り矢」「旧白灯」「冷蔵庫前」が狙い目。

 仮に釣果が望めなくとも、ここには楽しみが多く、「道の駅・みさき」には、名物のマグロをはじめとして多彩な海産物や農産物の販売所がある。周囲にはマグロをメーンとした食堂も多い。

 また対岸にある城ケ島と三崎港とを行き来する渡船、近くの磯場の海中を望める水中観光船などもある。

 今回は、自分でもっとも興味のあるメジナ釣りを探訪するために、「通り矢」を最初にのぞいてみた。平日なので釣り人は少なかったが、ウキ釣りのグループが3組いた。

 他の2組が苦戦する中、順調に釣果を重ねていたのが、大和市から来た森田守造さん(70=会社員)。25センチ級が中心だが、確実に竿を曲げていた。釣りのスタイルは基本通りで、1投ごとにコマセをまき、きちんとメジナのポイントをつくっていた。

 岸壁の際には、こぼれたコマセを食べにウミタナゴが集まっていた。サイズは10〜15センチほどだが、のべ竿スタイルで釣れば、結構な引き味が楽しめるはず。

 森田さんの話では、良型のメジナを狙うなら夕方近くが良く、前週には30センチを超える魚が掛かったそうだ。

 ここは景色も良く、この素敵な釣り場を守るためにも、ゴミのポイ捨ては厳禁だ。

 ▼釣果・餌 シーサイド三浦=(電)046(857)2863。

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