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相模湾、今だ!50センチ級いなだ連発 マメな誘いとタナ取り基本

[ 2019年2月26日 07:13 ]

イナダのポイントにはマダイも回遊。筆者の竿を絞り込んだのは4キロの大物!
Photo By スポニチ

 【名人への道 決め手はコレ!】相模湾のイナダが今、面白い。サイズはどれも50〜60センチ、重量にして1〜1・5キロ級の良型ぞろい。さすがブリの若魚、親魚譲りの引きがウリ。決め手はコレ。マメな誘いとタナ取りが基本だ。さて、どう狙う。(スポニチAPC 林 悠二)

 “三寒四温”を繰り返す中で「イナダが好調。昨秋から途切れません」とは、第12庄三郎丸の新盛厚船長。例年なら他の対象魚に切り替えている時季。「16度台の高い水温で、群れが居着いたみたい」

 ポイントは平塚新港から西へ航程20分の瀬ノ海。水深100メートル前後の深場だ。

 2本のハリにオキアミを刺して、ハリス4号4・5メートル、サニービシFL60号のライト・ウイリー釣法狙い。

 「タナは底からハリス分+2〜4メートル上」。船長の釣り方レクチャーを受け、15人が一斉に仕掛けを投入。

 朝方はコマセをまいても音信不通。右舷ミヨシ寄りに釣り座を構えた文京区の深田豪さん(30=会社員)は今季3回目。「スイッチが入ると忙しくなりますよ」。前回は7匹と11匹。「しゃぶしゃぶ、ブリ大根が両親に人気。数は前回超えが目標です」と余裕。今回は仲間を誘って来たという。

 マメにコマセをまき続けるうちに群れがやって来た。2時間後に左舷で第1号が。深田さんも続く。どれも50センチ級。コマセワークが決まると連発ヒット。筆者の竿を絞り込む3回目の当たりは引きが強烈。何度もやりとりした後に浮上したのは4キロ(68センチ)の大型マダイだった。瀬ノ海はマダイの越冬地。コマセに寄る習性から、これまでにもゲストとして何匹も上がっている。

 この日、潮が速く本命のイナダはトップ10匹、大半が4、5匹でオデコも。しかし、その数日後復調、20匹超もあって今後の展開が楽しみだ。

 ▼決め手

 (1)ライトウイリーの基本はコマセワーク。コマセで作る筒状の煙幕内に、魚を集めて狙うイメージ。指示ダナまですぐ上げず1メートルずつ段をつけてコマセを振り出し、タナまで上げてくるのがコツ。「コマセの間隔は5秒と長め。タナで待つのは30秒から1分が効果的」とは新盛船長。

 (2)コマセをまいた後は当たり待ち。ハリス分+2〜4メートル上がタナ。この間で十分にコマセを振った後、置き竿で当たりを待てばいい。良型イナダばかりか、4キロのマダイはこの待ちで一気に竿先を絞り込んだ。強い引きに備えてリールのドラグ調整は万全に。

 (3)コマセはアミとオキアミの混合。コマセカゴからのアミの出方で釣果が左右される。上窓は半開、下窓は3分の2開ける。コマセが残る時はさらに広げる。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、平塚・庄三郎丸=(電)0463(21)1012。乗合は午前7時出船、料金はコマセ、氷付き9500円。茅ケ崎・沖右衛門丸からも出船中。

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