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「夜釣り」で今年の運勢占い…ホウボウ“末吉”5匹

[ 2019年1月13日 08:51 ]

真っ赤な魚体も美しい。良型のホウボウが釣れた
Photo By スポニチ

 【釣り姫見参!】“釣り姫”ことふくだあかりの初釣りは平塚・庄三郎丸のホウボウ。餌とルアーで狙えるが、得意のルアーで挑戦。今年1年の釣り運を占う意味でも、釣果はどうだったのか?

 「初釣り」は釣り人にとって、良い魚が釣れたら「今年は運気がいい」とか、悪ければ「厄落とし」とか言うように重要な日。

 私もおのずと気合が入ります。ジギングのホウボウ釣りで今年の釣りを占ってみましょう。

 ホウボウのジギングと言えば、地元・茨城県の海でよくやっていたので、得意な部類。勝手にタックルなどを用意していたら、周りの人のタックルには何かが付いている。よくよく見てみると、ジグの40センチほど上のリーダーに枝スが作ってあり、その先にはバケ針が。そんな仕掛け見たことない。

 話を聞いてみると、ジグで誘いを入れて、実際に食ってくるのは8割方そのバケ針らしい。新年早々リサーチ不足!そんなの持ってない…と焦っていたら、中村友紀船長がバケバリを、隣のアングラーが接続ビーズを下さったので一安心。いそいそとセッティングして平塚〜大磯沖の水深15〜25メートルのポイントへ。広範囲を探るためにジグは投げるのが吉。ホウボウは基本、底の魚だから、ジグは底をトントンと叩く感じで誘いを入れる。

 この魚は口が硬いから、当たりが来たら強く合わせを入れるのが鉄則。それを頭に入れて「まぁすぐ釣れるだろう」なんてやってみたら、あれ?全く当たりが出ない。流しを変えても、誘い方を変えても、全くダメ。途中、交通事故的な感じでいきなり釣れることはあっても、イマイチ感覚をつかむことができず、とにかくしつこくねちっこく底を攻め続け、5匹を釣るのがやっと。「ちょっと渋い日に当たってしまったかな?」と思っていたら、そんな中でベテランのジギンガーの方は22匹も釣っているのだから腕の差を見せつけられました。 この日の船中の釣果はジギングが2〜22匹。餌が0〜7匹。船長に話を聞くと、この釣りは誘いの幅やテンポ、巻きで釣果にかなり差が出るのだそう。とはいえ、水深も浅く、タックルもライトでOK。本来であれば、ポイント移動して1投目でバタバタと釣れるような素直な魚だから、そんなに難しくはないのだけれど、この日は潮も動かず、風も吹かないベタナギでちょっと厳しめだったとのこと。さらに今年は水温が下がるのが遅く、まだ魚が広範囲に散らばっている。これから水温が下がって魚が群れで固まるようになればトップシーズンにイン。例年ならば3月いっぱいまでは楽しめる。

 真っ赤な魚体に大きくて奇麗なヒレ。ちょっと間抜けな可愛い顔したおいしいホウボウを、ぜひ釣ってみてください。

 風も波もなく、日中はポカポカ陽気の中、寒さを感じずに釣りをすることができたのは幸せでした。釣果は置いておいて、初釣りでお天気に恵まれたのが何より。今年はずっとこんな天気の中、釣りができたらいいな。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、平塚・庄三郎丸=(電)0463(21)1012。出船は午前7時。乗合9500円。

 ◇ふくだあかり 1981年(昭56)、茨城県生まれ。07年、趣味で釣りを始める。08年に始めたブログ「百目」は、月間30万アクセスの人気。著書に「初めての釣りガール スタイル&レシピ」(講談社)などがある。16年から茨城県海面利用協議会委員を務めている。

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