×

大吉!ヤリイカ&タチウオ良型連発

[ 2019年1月9日 07:15 ]

35匹で竿頭になった吉沢哲志さん。良型を連発だ!
Photo By スポニチ

 【ガイド】沖釣りは今年も元気いっぱい!東京湾口で待望のヤリイカがいい乗りを見せている。“着乗り”あり、鈴なりあり…好発進!同じく東京湾のタチウオもドラゴン級を狙うなら今。どちらも初釣り一推しの対象魚だ。(スポニチAPC      林 悠二)

 ◎松輪間口港・喜平治丸

 東京湾口のヤリイカが面白い!例年より少し遅れた感はあるが、初釣りで狙うと良い感じ。新年を迎えて一気に上向きだした。水深は200メートル前後と深いが、1度に4匹、5匹掛けも。この先の展開が楽しみ。

 第8喜平治丸(鈴木武之船長)がゴーサインを出したのは、洲ノ崎と三浦半島の中間点。朝方は潮止まりで、様子見状態が続いたが、上げ潮が効き出すと“着乗り”連発。いきなりの初ヤリ4匹掛けで開幕だ。その次は5匹の鈴なり。どれも35〜40センチと良型ぞろい。

 「乗ったら待たず、すぐに巻き上げた方が数が乗ってますよ」。「今度は反応が幅広いから、乗ったら10メートルほどゆっくり巻いて」。船長が魚探反応を見ながら的確なアドバイスを送ってくる。

 順調な乗り。周囲も取り込むのに大わらわ。右舷胴の間で2匹、3匹と投入ごとに掛けていたのは大田区の吉沢哲志さん(53=会社員)。

 「タイミングがいいのかな。着底するとズン!」。ガン見していると、オモリ着底直後にリーリングを開始している。6本ヅノでパーフェクトも披露した。

 トモでは、横浜市の小川吉雄さん(70=理容業)が4匹掛け。余裕から「晩酌用です」と、ヤリの腹を割き船上干しを始めた。当日は乗合2隻出しで、吉沢さんが35匹でトップ。大吉をつかんで「もう、言うことなしです」喜びをかみしめていた。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、松輪間口港・喜平治丸=(電)046(886)1110。乗合は午前5時半集合、料金は9000円。ヤリイカ乗合は腰越、小田原、勝山からも出船中

 ◎八景・鴨下丸

 東京湾のタチウオが、新年を迎えても元気いっぱいだ。1メートル超級のドラゴンが活発な食いを見せている。ポイントの走水沖にできた大船団、その各船上で銀ぱくが躍っている。湾内の魚影の濃さは衰え知らずだ。

 1カ月ほどマアジに切り替えていた八景・第10鴨下丸の高山将彦船長だったが、「大半が1メートル超級で数も出るので」と昨年末、再開に踏み切った。

 釣り場は航程20分の70メートルダチ。指示ダナは底から10メートル間。コノシロの切り身を餌に早速、食いダナ探しの誘い上げをスタート。タチは待っていた。5メートル上まで誘い上げたところで早速、コクンと前当たり。竿先でじらすように上下を繰り返しているとズズン!本当たり→ずっしりした重量感→後は止めたり突っ込まれたり…手にした新春第1号は110センチの大型だった。

 右舷胴の間で強い引きを楽しんでいたのは所沢市の宮下信一さん(56=会社員)。1メートル超級を掲げ「大型ぞろい。5匹も釣れればいいな」と話すが早々に3匹目をゲット。強い引きに満足げ。

 大型がそろう分、ハリス切れも多発。宮下さんも悔しがるが、「当たったら下げず、糸フケを出さないことかな」と対策を編み出しその結果、16匹の好成績。

 左舷では前日28匹で竿頭だったと話す横浜市の高津康さん(44=自営業)が、大苦戦。2回の高切れがたたって11匹止まりに。

 「当たりの後、追っ掛けてこない」と終始食いダナで待つ形。それでも“ツ”が抜けて(10匹)ニッコリ。

 掛かれば大半が1メートル超級で当たりも多い。新年もしばらくは満足のいく釣りができそうだ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、八景・鴨下丸=電話045(781)8410。乗合は午前7時20分出船、料金は8000円。女性・中学生4000円。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る