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寒ビラメ10匹 新春に乾杯

[ 2019年1月6日 09:39 ]

1・5キロ級の食べごろサイズが釣れました
Photo By スポニチ

 19年、亥(い)年の今年も「あかり亭」が開店。“女将”のふくだあかりが出掛けたのは茨城県鹿嶋・清栄丸。狙う食材は“寒ビラメ”だ。

 清栄丸が船を向けた先は鉾田沖の水深25〜26メートル。早速、餌のイワシを素早くつけて落とします。潮の流れも良いので、タナは底上1メートルほど上げて待っていると、ものの数分で当たり。食い付きが良さそうなので、ヒラメの鉄則の40秒は待たずに、10秒程度で合わせを入れたら、竿にはいい感じの重みが。丁寧にやりとりして開始数分で早速、1匹ゲット。これは幸先がいい。

 この日は同じポイントを長く流すというよりはポイントとイワシの反応が重なる場所を攻めているため、移動が早めでちょっと忙しかったけれど、船長が好ポイントに着けてくれるから、場所を変えるたびに毎回、当たりが出る活性の良さ。潮が動いていて活性がいい時に待ちすぎると、ハリを飲まれたり、逆に待っている間に違和感を感じて放してしまうこともあるから、ワタシ的に釣れている時は早めの合わせ。「ちょっと早すぎるのでは?」と思うぐらいでもしっかり食い込んでくれました。

 その後も食い渋ることなく釣れ続き、そのうち小型のものはタモも使わずにぶっこ抜きするほどの“好釣”っぷり。

 鹿島灘漁協では17年の秋から資源保護のためにヒラメの釣り数「10匹」の上限を取り決めとしているが、なんと時間前に10匹を達成。残り時間は血抜きしたり道具をゆっくり片付けたりと、余裕の釣りができました。

 船中の釣果は5〜10匹。サイズは0・6〜5・4キロ。私はと言えば大型こそ出なかったものの、1・5キロほどの食べごろサイズを4匹キープ。茨城県では30センチ以下のヒラメは採捕禁止なため、小さいのは全てリリース。私は数が釣れているので40センチ程度の小さめのものは全てリリースしました。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、鹿嶋・清栄丸=(電)0299(82)3691。集合は午前5時。乗合料金1万2500円。ヒラメ船は豊丸=(電)同(69)3319。

 私が最近ハマっている「海鮮ユッケ」を紹介します。ピリ辛のタレがどんなお魚にも相性抜群!ビール、日本酒が進みます。

 ◎ヒラメのピリ辛ユッケ

 【材料】ヒラメ 1サク、大葉 2枚、長ネギ 1/2本、卵の黄身 1個、キュウリ 少々、コチュジャン 大サジ1、しょうゆ 大サジ1・5、ゴマ油 大サジ1、ハチミツ 大サジ1、すりおろしニンニク 大サジ1、すりおろしショウガ 大サジ1、炒(い)り白ゴマ 小サジ1、粉トウガラシ 小サジ1/2(辛みが苦手な方は省いても可)

 (1)ヒラメは下処理をし、皮を引いて細めに切る。

 (2)調味料を全てよく混ぜて漬けタレを作り、ヒラメを加えてよく混ぜ合わせて冷蔵庫で10分ほど寝かせる。

 (3)大葉ときゅうりと細く切った長ネギの上にヒラメを盛り付け、中央を少しへこませて、そこに卵黄を乗せれば完成。

 ※簡単、おいしい、ヘルシーなおつまみです。ご飯との相性もいいし、どんなお魚でもイカでもタコでも作れるのでオススメですよ。

 ◆ふくだあかり 1981年(昭56)生まれ、茨城県出身。07年、趣味で釣りを始める。08年に始めたブログ「百目」は、月間30万アクセスの人気。著書に「初めての釣りガール スタイル&レシピ」(講談社)などがある。16年から茨城県海面利用協議会委員を務めている。

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