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こんなのはじめて ドラゴン昇龍 苦手意識払しょく!!タチウオ29匹

[ 2018年12月21日 06:33 ]

良型のタチオウ!このサイズが釣れるのはうれしい          
Photo By スポニチ

【釣り姫見参!】東京湾のタチウオが釣れている。一時は食いが落ちたが復活。“釣り姫”こと、ふくだあかりが出掛けたのは川崎・中山丸。好機に乗じて大釣りに挑戦だ。

 どんな釣りでも好きなワタシは、苦手意識のある釣り物はあまりない。が、唯一どうも波長が合わないというか、しっくりこない釣りがタチウオ。餌でもルアーでも、うまく釣れたことがなく、いつもモヤモヤとしていて、敬遠していた。それがここ一年ぐらい、釣行回数を増やして狙い続けているうちにだんだんと仲良くなってきた。「こう誘えば当たりがある」みたいな。

 中山丸の中山勝之船長に朝、あいさつをすると「いい時に来たね」と。どうやら前日からタチウオの活性が上がっているらしい。そう「昨日までは良かった」というせりふは幾度となく聞いたけれど「昨日から良くなった」なんて初めて聞いた。これは期待できそう。

 ポイントは走水沖の水深70メートル前後。最初のタナは50メートルから。夏とはタックルもタナも誘い方も違う。冬のタチウオはタナがシビア。夏だと10メートルぐらいの広範囲をスピーディーに誘うけれど、冬はせいぜい3メートルの間をかなり細かく誘っていく。

 船長が反応を見て指示を出してくれるからそのたびにきちんと上からラインのカラーを見てタナを合わせる。

 この時、電動リールのメーターでタナ合わせをするとズレるから、必ずラインで見るのが重要。細かく変わるタナをしっかりと合わせて、リールハンドルを8分の1ピッチぐらいで細かい巻き上げをしながら、ちょっと大きめのメリハリあるアクションで誘いを入れると早速、当たりが。それをすぐには合わせずに誘いを入れ続けて食い込んだタイミングでしっかり合わせを入れ、根掛かりしたような重みがしっかり竿に乗ったら即巻き上げ。

 タチウオってこんなに重かったっけ?なんて思いながらドキドキして上げてきたら1メートル近い、いいサイズ。その後もきっちりタナを守り、丁寧な誘いを続ければ当たりが毎投出る高活性。

 すべての当たりを上手に食わせられるほどの腕はないまでも、ほとんど入れ食い状態。中にはメートル超えのドラゴンも交じり、終始テンションが上がりっぱなし。合わせのタイミングが遅いからか、深く食い込まれてしまって幾度となく糸を切られてしまったのは課題だけれど、冬のタチウオでこんなことは初めて。

 この日の釣果は80〜110センチが15〜40匹という高活性。その中でワタシは29匹。その中で指5本幅のメートル超えが5匹。もっと水深が深くなったり、違うパターンになったら同じようにはいかないだろうけど、それでも完全に苦手意識を拭い去る最高の釣行になりました。

 ?ふくだあかり 1981年(昭56)生まれ、茨城県出身。07年、趣味で釣りを始める。08年に始めたブログ「百目」は月間30万アクセスの人気。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、川崎・中山丸=(電)044(233)2648。出船は午前6時45分。乗合料金9800円(氷付き)。

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