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ヒラメ姉妹で連続ヒット 茨城県沖絶好調!

[ 2018年12月13日 09:26 ]

最初に釣り上げたのが姉の荒川愛子さん
Photo By スポニチ

 【菅野順也の釣り巡礼】茨城県沖のヒラメが好調だ。型はもちろん数は頭でツ抜け(10匹超)も。初心者からベテランまでみんな満足。大洗・弘清丸から出船した。(スポニチAPC 菅野順也)

 「今シーズン幕開けから間もないですが、トップ10匹以上で好釣果の連続です。イワシの群れが入る前からヒラメの魚影はとても濃いようです」とにこやかに話す小沼満船長が迎えてくれた。

 この日も期待できそうと思ったが、あいにくの強風。決して好条件とは言えない中、午前5時出船となった。

 航程15分ほどですぐにポイントへ到着。「水深は20メートル、昨日はよく釣れた根です。やってみてください」と小沼船長よりゴーサイン。

 餌のマイワシを海底に送り届けた。しばらく反応がなく、やはり風の影響で底荒れ状態なのか?小沼船長がこまめにポイント移動を繰り返すと徐々に反応が出始め、私にも1キロ級がヒット。

 姉妹で仲良く竿を並べていた、千葉市・荒川愛子さん(33=会社経営)は「釣れないかと思っていたので、寒さも忘れるほどうれしいです。次は妹が釣ると思いますよ」と3キロ級の手応えに大喜び。

 しばらくして臨席の妹、荒川恵子さん(29=会社役員)が握り締めていた竿にも魚信が伝わった。

 「姉が先に釣ったので焦っていましたが、私にも釣れました。刺し身で頂くのが楽しみですね」とお姉さんの宣言通りにヒット。

 ヒラメ釣りは毎年欠かさず通うという、八千代市・伊藤強さん(54=会社員)は「ゴツンと一発で大物と分かる食い込みでした。シンプルなタックルと仕掛けでも、魚との駆け引きが存分に味わえて面白いですね」と3キロ級をキャッチ。

 手作りの仕掛けにこだわっているという、越谷市・山口敬三さん(64=会社員)は「1キロ、2キロの本命のほかにマダコも釣れて、良い正月になりそうです」とうれしいゲストを浮上させた。

 小沼船長にうまく釣るコツを聞くと「ヒラメがイワシに食い付いた後に、オモリを海底に打ち付けるとのみ込むのをやめてしまいます。同じタナを保ったままで、程よい頃合いを見て合わせを入れてください」とのこと。納竿時間まで風が収まらないコンディションであったが、竿頭で9匹の釣果。この魚影ならしばらく好調持続の気配が濃厚だ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、大洗・弘清丸=(電)029(267)3420。集合は午前4時半。乗合料金1万2000円。大洗からはほかに大栄丸=(電)同(267)4771=からも出船中。

 ▼当日使用のタックル 竿=がまかつ「がま船 シーファング ヒラメMH―270」、仕掛け=同「ヒラメ3本チラシ仕掛」5号。

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