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秋の夜長にアジング行脚 15センチ級をまずまずの27匹

[ 2018年12月5日 12:16 ]

兵庫県淡路市(淡路島)

大物釣りではないですが、こうやって漁港を移動しながら真夜中にアジを釣り歩くのもなかなか面白いですよ
Photo By スポニチ

 【釣りラブ】秋の夜の手軽な楽しみと言えば、いくつか候補が考えられる。テクニカルな要素もあり、うまくいけば数釣りも可能ということで、週末の夜はあちこちの漁港に釣り人がこぞって出掛ける。そんな釣りを楽しむべく、今回は明石海峡を渡って、兵庫県・淡路島へアジ狙いで車を走らせた。(スポニチAPC・矢野 貴雄)

 今回は「アジング」を楽しむ釣行。アジをルアーで狙うもので、夕方の漁港でサビキを使って数を釣るのと違い、1匹ずつ食わせるパターン。図解の仕掛けに、後は状況に応じてジグヘッドの重さを変えて、棚や巻くスピードを調節する。

 車で淡路島に行くなら、神戸淡路鳴門自動車道のETC割引利用がお得。垂水IC―淡路IC間は現金なら普通車2370円だが、たった900円で橋を渡れる。高速を出て今回の目的地である島の西部、通称“西浦(にしうら)”と呼ばれる方面に向かった。西浦には、野島漁港に始まり、南に向かって漁港が点在する。最初に同漁港をのぞいたが、夜釣りで重要な外灯がついていなかったため、サオを出すのを諦め、別の場所へ。

 次は富島漁港。ここは昨シーズン、数釣りができたが、今回はアジらしきアタリが1回だけで、すぐに諦める。港内で探し歩くのも大切だが、ある程度、アジの着き場がわかっている場合、ダメならすぐに次へ移動してしまう大胆さも好釣果の秘けつだと思う。

 育波漁港に着いた。ここには鉄板ポイントがあり、そこへ直行し、キャストして様子見。予報では収まってくるはずの風の影響で、ややルアーが飛ばしにくい。そんな状況下で1投目で早速、アジをゲットできた。

 いることがわかったので、真剣モードに。ポツリポツリと15センチ前後が釣れるが今一つ爆発力に欠ける。約30センチのセイゴ(スズキの幼魚)が交ざり始め、風がやむと同時に約10センチのメバルが釣れ始めた。アジが消えてしまったようだ。切り替え次に向かう。

 隣の室津漁港にも定番ポイントがあり、そこを目指そうとしたが、先客ありで港内の別ポイントへ。まだ風が残っていて投げにくい状況だったが、時折、アジが水面でエサを食べているのが確認でき、急いでキャストする。1投目からゲットして、投げる度にアタリがありさらに数匹を取り込んだ。だがここで水面に派手な捕食シーンが…。どうやらスズキが回遊し、アジを食べてしまっているようで、アタリが止まってしまった。

 仕方なく締めとなる尾崎漁港へ。お決まりの場所へ入るも、釣れるのはメバルばかり。「諦めてもう帰ろう」と一瞬思ったが昨年、イワシだらけで釣りにならなかった港内のもう1カ所へ入ってみた。

 結局、ここがこの日で一番の当たりで約10匹を30分でゲット。それでも次第にアタリがなくなり、午後7時から始めて日付が変わったため納竿とした。

 最終的にアジだけで15センチ級を27匹。あの手この手を使って、まずまずの結果で満足できた。アジングは今回の淡路島以外でも大阪湾に面する各地で楽しめる。秋の夜の楽しい腕試しに挑んでみては。

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