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伊勢湾の寒ヒラメ早くも絶好調24匹! マダイなど五目釣り楽しめる

[ 2018年11月21日 13:34 ]

三重県鳥羽市石鏡

釣行の当初の目的、50センチのヒラメが釣れて感激!
Photo By スポニチ

 今シーズンの伊勢湾の寒ヒラメ釣りは開幕から絶好調とのこと。三重県鳥羽市石鏡の釣り船「三幸丸」に早速、電話を入れると、午前便に伊勢湾ならではのウタセマダイ釣りの予約が入っており、ヒラメ釣りは午後便で出船可能とのこと。ならばとマダイ、ヒラメのダブルでお世話になることにした。(スポニチAPC・野田 雅司)

 まず、マダイ狙いで石鏡港を出港したのは11月10日午前6時。湾内のいけすでエサのうたせエビを積み込み、約20分かけて沖のポイントへ。船長から「水深70メートルでオモリは50号」の指示が飛ぶ。前日通過した低気圧の影響で北西の風が強く、上潮は速いが底潮は利いていない。大型は底潮に潜んでいるとの読みだ。

 小さなタイばかり釣れるので、オモリを当初の50号から30号に替え、捨て糸を3ヒロとって、少し上狙いに変更。すると、穂先が大きく絞り込まれた。

 特有のカンカンとサオを叩く引き。上がってきたのは30センチのきれいなマダイ。読み通りだ。80メートルまで糸を出して大物を待つ。ただ、釣れるのは小ダイと50センチのカンパチのみ。納竿時間が迫り、徐々に風が強まる中で突然、穂先が舞い込んだ。すかさずあわせを入れると、強い引きで走り回る。上がってきたのは70センチのワラサだった。

 ここで午前は終了。釣果は24〜40センチのマダイ8匹、ワラサ、カンパチが各1匹。大型マダイは釣れなかったが、土産には十分だ。

 午後は当初の目的だったヒラメ釣りで正午過ぎに出船。湾内で生きの良いイワシをたっぷり積み込み、石鏡沖5マイルのポイントへ。船長からは水深20メートルの指示。沖に出ると風が強く、うねりが大きい。

 風の影響で穂先がブレるため、イワシが暴れているのか風のためかが分かりづらい。その上、うねりで船が揺れ、穂先の安定に苦労するのだ。微細なアタリも逃さぬよう神経を研ぎ澄ませて集中する。

 開始から30分過ぎ、エサのイワシが急にバタバタと暴れだすのが伝わってきた。次の瞬間、穂先が大きく海中に引き込まれた。慌てず、ひと呼吸置いてあわせを入れる。しっかりとした手応えに、本命と確信。ゴンゴンゴンと特有の引きの主は50センチのヒラメだった。

 その後、アタリはあるが乗らなかったり、アタリすら分からず、イワシが傷つくだけが何度かあったが、夕方の時合いに連発。おまけに自己新サイズとなる65センチのマゴチも釣れ、気持ちよくサオを納めることができた。

 船中6人でヒラメ38〜50センチを24匹。あとはマゴチ、40センチのシオ、45センチのハマチだった。午前と合わせ、ヒラメに加え、マダイなどの五目釣りが楽しめた。

 寒ビラメはこれからが本番で、ウタセマダイも年末まで出船予定。無口だが親切な船長が一生懸命釣らせてくれますよ〜。

 問い合わせは三幸丸=三重県鳥羽市石鏡町1669の17、(電)0599(32)5604。

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