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シャクリでアオリ当たりまくり メリハリ利かせて800グラム級もゲット

[ 2018年11月20日 07:15 ]

良型アオリを次々釣っていた「ラトル」の鈴木さん
Photo By スポニチ

 【ココが一番!】静岡県伊東沖でマダイとアオリイカに挑んできた。マダイはちょっと不調だったが、アオリイカはオデコなしで型も700〜800グラムが多い。しゃくり続ければドスンという感じで竿先は曲がったまま。そう快な気分を味わうには餌木(えぎ)の選択としゃくりの回数がポイントだ。(スポニチAPC 山本 有道)

 「アオリ釣りは一にも二にもシャクリが大切。5〜6秒に1回メリハリを利かせて。それに餌木は新しいものを。下地は赤がお薦めですね」とは伊東・加納丸の加納隆船長。数えたことはないけれど半日しゃくれば優に1000回は超す。腕が痛くなることもあるが1回の当たりがそれを打ち消してくれる魅力がある。それがアオリ釣り。餌木にしたって前年よく釣れたのに翌年はさっぱり…という経験もある。船長のアドバイスを頭に叩き込み船に乗った。

 加納丸の船席は予約順に選ぶ。私、前日だったから7人中7番目で、空いていた右舷胴の間に座った。残り物に福となりますかどうか。

 タナ30メートルで釣り開始。船中1匹目は右舷ミヨシの杉並区の鈴木一城さん(58=会社員)。800グラム級でいい型だ。右舷トモの茅ケ崎市の難波孝さん(70)が続く。2人とも長竿。アオリは群れでいることが多い。真ん中の私「次は…」と期待したのだが素通り。左舷でもミヨシの人がいいらしい。どうやらこの日は4隅が特等席のようだ。

 鈴木さんと難波さんが4匹ずつ釣ったところでやっと心が晴れた。しゃくった瞬間ズシッ。竿先が波打っている。姿を見せたのは800グラム。しゃくり続けたあとの1匹だけに感激もひとしおだ。餌木は下地が赤。間を置かずに500グラムを追加。

 鈴木さんと難波さんの勢いは止まらず、その後も数を伸ばしていく。鈴木さんの餌木を見せてもらうとピンク色だが、シャクると音が出る「ラトル」。「この餌木が好きなんです。6個入りの箱ごと買いましたよ」と計8匹。狙い通りの釣りにご満悦だった。難波さんは9匹。「昔は釣りは何でもやりましたが今はアオリだけ。きょうは下地が金の餌木がよかった」とこちらも会心の釣り。腕達者な2人に挟まれた私、2匹で我慢しなくちゃ――と納得。

 1キロクラスは釣れなかったが、この日の釣果は400〜800グラムが2〜9匹。アオリの成長は早い。大型がワンサ…と期待できそうな伊東沖だ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、伊東・加納丸=(電)0557(37)0681。集合時間は午前5時半と11時半。料金はマダイ1万1000円、アオリイカ1万円。

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