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実りの晩秋 38センチ口太メジナ 魚影の濃さ抜群!!外れなし

[ 2018年11月16日 06:49 ]

38センチの口太メジナを釣った筆者
Photo By スポニチ

【磯&堤防ガイド】秋は回遊魚の季節。が、今季は全般的に不振。一方メジナは絶好調。おまけに小さな「高級魚」も入れ掛かり。実りの多い晩秋だ。(スポニチAPC 恩田 誠)

 静岡県西伊豆の井田は、大瀬崎と戸田との間にある小さな集落。大瀬崎はダイビングの超有名スポット。戸田の名物は巨大なタカアシガニ。

 そんな観光名所に挟まれた井田だが、近年は大瀬崎の混雑を避けるダイバーがかなりの数、訪れるようになった。おかげで釣り人は、堤防の左手を潜りの人々に明け渡すことになった。

 堤防は、砂利浜海岸の中に1本、小さく突き出ている。付け根側は船の係留場なので、釣り場は先端付近のみ。さらに、そこも制限が加えられているため、竿が出せるのは5人が限界。

 誠に小さな釣り場だが、魚影の濃さは「知る人ぞ知る」で、ここで竿を出せば、まず外れはない。

 今秋はイナダ、ソーダガツオなどの回遊魚は不振だが、メジナ、クロダイ、マダイなどは相変わらず好調。夜釣りではアオリイカが絶好調だとのこと。

 足元にコマセを入れると、イサキの幼魚の大群が集結。ほどなく、その群れのすぐ沖にメジナが海面近くに集まってきた。

 そこで、ウキ下を1メートルにして、コマセの中に仕掛けを投入し、ラインを張ると、すぐにヒット。サイズは20〜25センチが中心だが、面白いように掛かる。

 やや沖めには型の良いメジナも散見されるようになった。小物を手前に集めるために、コマセを多めに足元に入れてから、仕掛けを沖に投入。強い引きを味わってから取り込むと、38センチの口太メジナ。

 コマセを足元へ多めにまいたためか、イサキの幼魚とは異なる小型魚が集まってきた。すこぶる美味なタカベの群れだった。

 そこで、別図のようなノベ竿仕掛けをセットし、コマセでイサキの幼魚を1カ所に集めてから、少し離れた所に仕掛けを入れると、ほぼ確実にタカベが掛かった。

 タカベはサビキ仕掛けでも釣れるが、スピードのある魚なので、サビキ仕掛けだと糸絡みのトラブルが多発する。1匹ずつ、ウキ仕掛けで釣るほうが無難で、かつ楽しい。

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