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カンパチ45センチ ダイビングペンシル“採用” 夕方活性アップ

[ 2018年11月9日 06:34 ]

良型カンパチをゲット
Photo By スポニチ

【現役東大生 釣りまくる!】現役の東大法学部4年生の中村太郎。商社への就職も決まり、残り少ない学生生活で釣りを満喫。出掛けたのは伊豆半島。狙うのはヒラスズキだ。

 いつの間にか季節は移り変わり、すっかり秋めいてきた今日この頃。食欲の秋、読書の秋、芸術の秋。皆さんにとって、秋はどのような季節でしょうか。

 私にとって、秋は「釣りの秋」です。海水温が低下するにつれて、岸辺に戯れていた小型魚は姿を消し、代わって大型魚が回遊を開始します。私のメインターゲットである、青物やヒラスズキを狙うには最高のシーズンです。大学卒業を目前に控え、授業もすっかり少なくなった今秋、釣竿を持って全国を飛び回っています。

 そんな中、伊豆半島の地磯で青物とヒラスズキを狙ってきました。黒潮の分流が磯際をかすめ、大型魚を狙える魅惑的なフィールドです。今回は1泊2日の短期勝負。キャンプ場でテント泊をし、原付でどんどん地磯を巡り、足で釣果を稼ぐつもりです。チャンスをものにできるよう、集中して釣りに臨みます。

 磯に立ったのは午前11時半頃。本来であれば日が高いこの時間帯はあまり釣果を期待できないものの、下げ潮が複雑に流れ、雰囲気は上々。まずは足元のサラシをミノーやシンキングペンシルで探るも、ヒラスズキは姿を現しません。ふと目を上げると、至近距離で青物のナブラ発生!

 急いで青物ロッドを手に取り、ダイビングペンシルを引いてくると水面爆発!出た〜!

 しかし、残念ながらハリ掛かりせず。その後数投すると再び水面さく裂!根に向かおうとする力強い引きを楽しみ、釣り上げたのは45センチほどのカンパチ。美しい魚体にほれぼれします。

 同行者の友人は足元で大型のヒラスズキをかけ、なすすべもなくブチ切られていました。荒磯で大型魚をかけると、かなりの確率で糸を切られてしまいます。その難易度の高さが、私のチャレンジ精神をくすぐるのです。

 夕方にかけて魚の活性はどんどん上がり、16センチのダイビングペンシルをカンパチの群れが追ってくる!結局この日だけで5匹のカンパチをキャッチ。

 翌朝もダイビングペンシルやポッパーで40〜45センチのカンパチを3匹キャッチ。狙いの大型青物やヒラスズキはキャッチできなかったものの、秋の爆釣を満喫することができました。

 これからますます水温が低下し、さらなる大物が期待できます。大学卒業まで残り5カ月。大学生活を通じて没頭してきた釣りを極めるべく、ひたすら釣り場に通い、腕を磨くつもりです。そしていつかこの両腕に夢の巨大魚を抱き、胸を張って社会人になりたいと思います。

 ?中村 太郎(なかむら・たろう)1996年(平8)生まれ、東京出身。東京大学法学部4年生。10歳より渓流フライフィッシングを始める。現在は東大釣友会に所属し、磯からのヒラスズキや青物、サーフでのヒラメ釣りなどを楽しんでいる。

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