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54センチクロダイ“年なし”好機あり ベテラン船長も驚きの釣れっぷり

[ 2018年11月6日 07:11 ]

54センチで大物賞に輝いた飛野さん 
Photo By スポニチ

 【ココが一番】静岡県清水で、かかり釣りのクロダイが順調だ。50センチオーバーの“年なし”も顔を出し期待十分。その中、山本釣船店をホームグラウンドとするクラブ「讃友会」(青木保会長)の創立30年を記念した大会が開催され、私もゲスト参加。50センチを目標に頑張ったのだが…。(スポニチAPC  山本有道)

 今年の清水は目を見張るような釣れっぷり。2月の乗っ込みから釣れ続き、50匹を超す人も出た。山本光男船長も「家業を継いで39年。こんなことは初めて」と驚くほど。ここにきてトップは10匹台と落ち着いてきたが、猛者がそろう讃友会のメンバーはどんな釣りを展開するのか。私としては興味津々。

 ペアを組んだのは沼津市の黒川洋次さん(56=会社員)。かつて一緒に乗り「コーン3個で当たりが出ますよ」「これは生サナギ」とアドバイスをもらい良型ばかり3匹。感激の釣りをしたことがある。夢をもう一度の心境だ。

 ロープで舟を固定したのは貯木場。水深4メートルほどで浅い。オカラダンゴにマルキユーの「激荒」などをアンコにして10個投入。それからオキアミ、生サナギ、コーン、ボケなど付け餌を換えていったが何の反応もない。あいにく北東の風が強く竿先が揺れ当たりが分かりづらい。

 1時間ほどたっただろうか。ピシッ、黒川さんが竿鳴りをさせて合わせた。穂先は曲がり、2、3度と鋭い突っ込みを見せて現れたのは40センチ近い本命。餌は生サナギ。私も同じ餌だったのだが…。5分後、また黒川さん。今度は「コーン2個」。いい当たりがあったと思えば30センチのカマス。オキアミ餌ではヘダイのオンパレード。それにショウサイフグ。どうやら集める魚が違ったらしい。

 黒川さんのスマホが鳴った。同じ貯木場に入っていた島田市の飛野暁彦さん(58=会社員)からで“年なし”が出たとのこと。どこ?と見回すと50メートルほど離れたところで手を振っている。うらやましい!

 1匹釣りたい、とダンゴを握り続けたのだが、ついにタイムアップ。救いだったのはヘダイ。塩焼きで食べたが、脂が乗り舌鼓を打ったのだった。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、清水・山本釣船店=(電)054(352)3217。午前6時半出船。料金は1人乗船1万1000円(餌込みの平均)。

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