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“関西秋の風物詩”タチウオ 初心者もリベンジ組もヒット連発

[ 2018年10月17日 12:51 ]

兵庫県播磨町

タチウオの食い気を誘って釣果をあげていた兵庫県たつの市・木村利一さん
Photo By スポニチ

 【釣りラブ】秋と言えばサンマ?いえいえ関西人はタチウオでしょ!タンパクでクリーミーな身は高級魚そのもの。釣れた時のキラリと光る魚体の美しさも、見た瞬間に胸が熱くなりますよね。今回は兵庫県播磨町「つりぶねかどの」におじゃまして現在、シーズン真っ盛りの淡路島沖でサオを垂らしてきました。(スポニチAPC・八十川 景一)

 台風の影響もあり、10月5日の午前6時に播磨町の本荘港を出船した時にはまだ風が強かった。約30分で淡路島北西部沖の海域に到着。角野治弘船長の合図で約55メートルの海底にタチウオテンヤを沈めた。

 2つ隣の釣り座にいた兵庫県明石市の畠納海さん。初めてのタチウオ釣りらしく、出船前は「釣れないかも」と弱気だったが、いきなりの大きな魚信に仰天。ぎこちないながらも、父・清志さんから助言をもらい初ヒットを喜んでいた。

 一方、父親として手本を見せたい清志さんにはなかなか来ない。その間に立て続けに5匹ゲットした海さんと「何メートルくらいで来た?」「45メートル」などとやりとり。思った通りにいかないのも、釣りの面白さの一つですよね。

 「前回のリベンジ挑戦」という、前方釣り座にいた兵庫県たつの市の吉田健三さんは、友人の早川悟史さんとともにそろってゲットしニッコリ。ただ、朝方こそ調子がよかったものの日が昇ってくるとアタリがなくなってしまい、明石沖の深場70メートルを狙いに移動した。

 先ほどのポイントでは中層が良くヒットしていたが、ここでは底でのアタリが多い。うまく合わせて釣果を伸ばす人もおり、たつの市の木村利一さんが、イワシにサンマの切り身を巻き付ける工夫で、タチウオの食い気を誘って数をあげていたのも目を引いた。

 活性は総じて悪くないように感じたが、台風接近に伴う風の影響で、釣れ方がコロコロ変わっていた。アクションも早め、ゆっくりが良いなどさまざま。個人的には前半さっぱりだったものの後半の4連続ヒットで、気分よく納竿することができた。

 この日はサオ頭が13匹、初体験の人でも9匹とまずまずの釣果。サイズは最大で約1メートルだったが、船長いわく「秋が深まるにつれ、サイズアップが見込める」とのこと。アットホームな雰囲気で人気の高い船なので、予約がとれるかどうかまずは一本、電話を入れてみてほしい。

 問い合わせは「つりぶねかどの」=兵庫県加古郡播磨町南大中3の5の30、(電)080(3807)2251。潮によってタチウオ、ハマチと釣りものを替えて営業中。28日は釣り大会もあり。定休日は水曜日。

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