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深イイ〜ヒラメ 2・91キロ 高橋さん総合V 強風&大雨の決勝制した

[ 2018年10月17日 07:41 ]

高橋さんは慎重に魚とやりとりをして優勝を引き寄せた                               
Photo By スポニチ

 【アサヒビール・アサヒ飲料カップ2018スポニチ 飯岡ヒラメ釣り大会】アサヒビール・アサヒ飲料カップ2018スポニチ「飯岡ヒラメ釣り大会」が14日、千葉県飯岡沖で開催された。悪天候の中、隆正丸の3、8、11、18号船に分乗した73人の中で、8号船の旭市の高橋勝久さん(73)が2・91キロを釣り上げ総合優勝を果たした。(笠原 然朗)

 波間を強い風がつくる白いウサギが飛ぶ。時折、激しく降る雨が参加者を悩ませる。

 雨中の決戦。8号船のかじを握る芳野幹雄船長がポイントに選んだのは飯岡沖の25〜30メートルダチ。他船が10〜15メートルの“浅場”で釣る中、“深場”で大物一発に勝負をかけた。

 そんな船長の思いに応えたのが優勝した高橋さんだった。

 釣り座は左舷胴の間。隣席は釣友の野田市・谷口博さん(71=会社員)。9月に隆正丸で開催されたJGFAヒラメオープン釣り大会に2人で参加。「その時は谷口さんが優勝したので、負けないように頑張りました」。高橋さんの竿が大きく曲がったのは釣り始めて約30分後の午前6時前。「底を45センチ切って、竿をゆっくり上下して誘いました」

 最初にコツコツという小さな当たりがあり、グッと竿が入ってからも合わせずやりとりすること約1分。「3人がオマツリして上がってきて、仕掛けを見たら自分のに掛かっていて…」。ヒラメ釣り歴5年で、最大の1匹が優勝魚となった。

 元は埼玉県上尾市内で理髪店を隆子夫人(67)と切り盛り。3年前に店を畳んで旭市に移住した。

 「女房が海を見ながらコーヒーが飲みたい、と望んだので」

 釣りもまたセカンドライフの楽しみ。優勝の喜びは太平洋を望む部屋でコーヒーを飲みながら奥さんと分かち合う。

 ▽主催

スポーツニッポン新聞社

東日本釣宿連合会

 ▽後援

モーリス

 ▽特別協賛

アサヒビール、アサヒ飲料

 ▽協賛

オカモト、サクラ高級釣竿製造所、シップスマスト、サニー商事、シマノ、ジャルパック、上州屋、大同石油、ダイワ(グローブライド)、タックルベリー、ハイアールジャパンセールス、ハヤブサ、マルキユー、ルミカ

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