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掛かりすぎワカサギ200匹 空バリでOK!

[ 2018年10月16日 10:32 ]

 【ココが一番!】ワカサギの季節。神奈川・芦ノ湖でも良型中心に釣れている。この時季の芦ノ湖は紅サシなど餌いらずで空バリで十分。手返しよく攻められ、濃い群れならパーフェクト。すっかりいい気分に浸ってしまった。お薦めだ。(スポニチAPC 山本有道)

 わずか1時間半の釣りで2人でジャスト800グラム。数にして約200匹。これも強力な助っ人がいたから。それはフィッシングショップ・ノザキ店主の野崎茂則さん。

 この日、芦ノ湖に着いたのは午前8時ごろ。小田原あたりは雨が降っていなかったのに箱根に近づくにつれ視界が悪くなり芦ノ湖ではけっこう降っている。予報ではだんだん回復してくるとか。それを信じて待つこと3時間。やっと雨もやみ、エンジンボートで元箱根湾に出た。

 魚探とにらめっこしていた野崎さん。「さあやりましょう」。水深は14メートル。オモリが底に着いた途端、竿先が波打っている。軽く合わせて待っていると手に重さが伝わってくる。何匹付いているのか、これがワカサギ釣りの醍醐味(だいごみ)。見えた。鈴なりだ。

 14本バリに10匹。それも8〜10センチと型が良い。野崎さんはほぼパーフェクト。さすが!

 群れの移動は速い。釣れなくなるとまた新たな場所へ。そこでも多点掛け。何しろ魚探の反応を見ながらだから無駄がない。12メートルダチでも仕掛けを下ろしたが5〜6センチの小型も交じり、これはリリース。やはり14メートルラインが型もそろい、いい引きを見せてくれた。

 アンカーを入れて同じ場所で釣っていたのは藤沢市の菅井穏さん(24=会社員)。

 小学生のころ芦ノ湖でワカサギを釣って以来この日が2回目。「たくさん釣れて楽しんでいます」と久しぶりの釣りを味わっていた。

 1時間半ほどたったころ、また小雨が降りだしてきた。それに北風も…。ワカサギを入れていたボウルを見れば幾重にも重なっている。そこで納竿となった。

 例年、湖尻、箱根園、そして元箱根湾と順に釣れ始める芦ノ湖のワカサギ。どのポイントでも“入れ食い”が楽しめそうだ。

 マス類も釣れている。午前8時すぎ、62.5センチのニジマスを持ってノザキ桟橋に戻ってきたのは静岡市の海野芳弘さん(55=自営業)だ。週1回のペースで通っており、この日はナカジマミノーのトローリングでヒット。「ジーッとラインが出ていき、やりとりをする時のドキドキ感、たまりません」とニジマスのとりこになっているようだった。

 箱根のパワースポットの一つが元箱根湾にある「平和の鳥居」。吉田茂元首相によって揮毫(きごう)された「平和」の額が掲げられ、鳥居をバックにカメラに納まる観光客の行列が絶えない。雨の中ジャンプする若者が多く見られた。御利益がありますように!

 ▼釣況 芦ノ湖・フィッシングショップ・ノザキ=(電)0460(83)6167。遊漁料1300円(中学生以下無料)。ローボート3500円、エンジン付き9000円から。

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