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秋磯シーズン到来 イシダイだ!イシガキダイだ!良型ヒット連発

[ 2018年9月26日 14:02 ]

和歌山県由良町大引の磯

釣り上げたイシダイ、イシガキダイを手に
Photo By スポニチ

 いよいよ秋磯シーズンの到来だ。現在、和歌山県由良町の大引の磯ではイシダイ、イシガキダイなどの底物が好調な食いを見せている。広範囲のポイントでアタリが出ている上に、サイズも良型がヒットしている。善は急げと同地の「上野渡船」へ急行。“快釣”な1日を楽しんだ。(スポニチAPC・木村 俊一)

 大阪方面からなら、海南湯浅自動車道を広川インターで降りて国道42号線を南下。由良町「里」の交差点を右折すると、目的の大引の磯はもうすぐだ。

 現地着。当日は上野船長の勧めで「ヒジキ」の東側へ渡ることにした。今秋の初釣行なのでワクワク気分。上り潮が速いので、強烈な最初の一撃に耐えるための、ピトンというサオ掛けを船着場寄りに打ち込んだ。

 ウニのエサを刺し、仕掛けをリールのカウンター22メートル地点に投じる。潮の流れが速いので、サオ先が左へ引っ張られる感覚。2投目にサオ先がコツンと叩かれた。本命のアタリのようだ。

 じっとサオ先を見ていると、だんだんアタリが激しく、そして大きくなってくる。海面に向かって下がり始めた。そろそろ緊張の瞬間。ギューンときたら、完全に入りきってから合わせる。魚の重量感が、サオを握る手元に伝わってくる。

 秋磯の魚は引きが強い。何度も豪快に締め込んでくる。左右に走りながら浮いてきたのはイシガキダイ。一気に磯上へ抜きあげる。41センチの良型だ。この後も36センチがヒットする。快釣な食いに、気持ちが高揚してくる。

 午前9時。釣友の宮井さんが遅れて渡ってきたタイミングで、今度は平バエ向きにサオを出すことに。下り潮に変わるとアタリが出始めた。ここも好調だ。宮井さんが36センチのイシダイと62センチのマダイを釣り上げる。当方にも38センチのイシダイが来た。

 その後は魚の食いは続くが、なかなか食い込んでこなくなってしまった。宮井さんとそれぞれ1回ずつ、いい食い込みがあったが、ハリ掛かりしないままにサオ先が戻ってきてしまう。

 そんな最中、午後4時の納竿前に宮井さんが、大きくサオを曲げた。なかなかいい引き込みだ。浮いてきたのは良型の47センチイシダイだった。終わりも上々だ。

 大引の底物は好調な食いを見せている。秋磯シーズンの本格化とともに、さらに期待がもてそうな気配だ。

 問い合わせは「上野渡船」=和歌山県日高郡由良町大引578、(電)0738(65)1222。エサのウニは要予約。

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