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小笠原 夏のミラクル 入れ食い夢中あわや熱中症

[ 2018年8月18日 07:15 ]

カッポレも来た!
Photo By スポニチ

 【釣り姫見参】東京から約1000キロ。東京都にある南国の楽園が小笠原諸島だ。大物釣りのメッカとしても知られる島へ“釣り姫”ことふくだあかりは遠征釣行。暑い夏を満喫した。

 出演している釣り番組「フィッシング倶楽部(テレ玉系)」の撮影で昨年、私がかねて憧れていた小笠原諸島で釣りをする夢がかなった。その時は陸(おか)っぱりでのルアー釣りでもハタ系が、船に乗ってもカンパチやハタ系が入れ食いという本島では味わえないような体験をした。しかも30キロのコクハンアラをジグで釣るという奇跡のような釣果を出すことができ、ますますこの地への思い入れが大きくなった。

 ただ小笠原へは東京から船に揺られて24時間、丸々1週間の休みが必要なので、おいそれと行くことはできない。次に行くのはずっと先だろう…なんて思っていた直後に、お世話になっている釣り具メーカー「がまかつ」のお誘いで今年も行くことができました。

 しかも台風12号の直撃予報で一時は出航が危ぶまれていた定期船「おがさわら丸」も、台風の進路がそれて難を逃れる幸運。人から嵐を呼ぶ女「シケ子」と呼ばれる私だが、予定していた3日間の釣行ですべて船釣りができるという奇跡が起こったのです。

 釣りをしたのは母島。おがさわら丸が就航する父島からさらに船を「ははじま丸」に乗り換えて2時間。こぢんまりとした自然いっぱいの島で、遊漁船「秀洋丸」さんにお世話になってきました。

 1日目は何でも狙いの釣り。得意のスロージギングで釣れる魚はすべて狙う感じ。水深は60〜80メートルの浅場。ジグは300グラム。すると1投目から、すかさずヒット!上がってきたのは、ホウセキハタ。その後も終始入れ食い状態。カンパチに、アカハタ、オオモンハタ、キハダ、カッポレなど、とにかくひっきりなしに当たりが出るから、楽しすぎて水分補給を怠り、危うく熱中症になるところでした。

 2日目と3日目はスロージギングでの大型のカンパチ狙い。水深は80〜160メートル。ジグは350グラム。さすがに大型狙いになると当たりが少なくなり、ちょっと浮気して狙いを底に変えた時に釣れる根魚が救いのような釣りが続いたけれど、二枚潮がキツく釣りにくくなり、ポツポツと5〜6キロのカンパチは釣れるものの残念ながら今回の釣行では大物には出合えませんでした。

 でもラインブレークしてしまったものの、かなり大きそうな魚を掛けることはできました。過去に同じポイントで60キロものカンパチがジグで釣れているそうだから、夢は膨らむばかりです。

 ▼釣況 小笠原・秀洋丸=(電)04998(3)2140。

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