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23・5センチ!熱いぞシロギス 猛暑の中 各海岸で超遠投

[ 2018年8月10日 07:16 ]

鴨田さんに良型
Photo By スポニチ

 【特選投げポイント】旧盆前後(8月中旬)に好釣りが見られる神奈川県湘南・茅ケ崎、平塚、大磯の各海岸。データを基に猛烈な暑さの中、状況把握に大磯西側の国府海岸と西小磯の浜から探ってみた。(スポニチAPC 川上 二郎)

 ◎最初の国府海岸釣行

 ここへは一昨年より1週間早く、昨年より1週間遅れの探釣だ。大潮からの中潮の初日、満潮午前5時40分(東京・晴海)。

 ほとんど無風状態。波は小さい。ゴルフ場東入り口下のバイパストンネル右下に釣り座を置く。

 2本バリ仕掛けにチロリをセット。150メートル先に仕掛けを落とし、ゆっくりとサビく。数回サビいたところでグッグッと弱い魚信。数秒後再び魚信がある。掛かっている様子に巻き上げた。20センチ級がヒット。次も同様に若干右側に仕掛けを投入。サビキ続け120メートル付近で魚信。釣れたのは20センチ級。以後当たりが途絶え空振りが続く。

 道糸とオモリを交換。フルスイングで170メートル付近へ仕掛けが入った。海底に若干の起伏があり、ゆっくりと待ち時間を長めにサビく。160メートル付近でやや強い魚信。23・5センチはこの日最長の魚体だった。

 このころから霧が出てわずかながら涼しくなる。右側の一団は帰宅したようだ。右に釣り座を移す。潮が引き始めて2時間を過ぎた。霧も晴れ暑さが増した。160メートル付近で18、20センチのダブルヒットもあり、7匹得たところで試釣をストップ。

 ◎2度目の国府海岸釣行

 大潮前の中潮。干潮午前9時35分(東京・晴海)。6時すぎ、わずかながら暑さのやわらいだ薄曇り後晴れ。北東の弱い風が心地よい。

 護岸工事のヤグラらしきものがある前に幅200メートルくらいに消波ブロックが入れられた。左端に釣り座を置く。投げ始めてすぐ120メートル付近で小さく魚信はあるがハリ掛かりしない。同様なことが2回続く。道糸とオモリ、仕掛けも交換。フルスイングで170メートル付近から探るとポツポツとヒットする。

 干潮の底までに18〜20センチが4匹。以後、10時半ころまで釣るが、風が南西に変わり暑さが増した。上げ潮まで釣ろうと左へ少しずつ釣り座を移しながら投げ続けた。潮止りと思われる時間だったが左から右へ比較的速い潮流があり120〜140メートルで20〜21センチが4匹ヒット。流れが止まると同時に食いは止まった。10時半までに21センチを頭に8匹。

 ◎通称・幼稚園下(台舟下)

 潮に若干濁りが。小潮の初日午前9時4分(東京・晴海)。

 「地引舟」の西100メートルに釣り座を置く。右300メートル先で投げている人、左30メートル先に来たばかりで支度中の平塚市・鴨田成敏さん(62)と、さらに先の八坂方面に2人。釣り人の姿は少ない。朝から暑いので「今日は餌洗いと、魚が居るかどうかの確認だけで…」の予定だ。

 右の人にヒット、続いて鴨田さんにもヒット。しばらくして筆者に20センチ級が来た。釣れることが分かり、帰宅しようとしていると、鴨田さんに2匹目の良型がヒット。「3色ぐらいでした」で、写真を1枚。

 潮が澄み、条件が好転すれば期待できる。昨年の8月は旧盆前後に良型の好釣りがあった。10匹も釣れば大満足の魚体。超遠投してだいご味を味わってみてください。

 ▼メモ 使用した道糸PE0・2号は投げ専用は売られていないので他種の釣り用を転用しています。

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