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アユ三昧 釣れる釣れる1時間30匹!1日108匹!!2日146匹!!!

[ 2018年8月8日 12:34 ]

滋賀県・安曇川

滋賀県を流れる安曇川の朽木地区でのアユ釣り
Photo By スポニチ

 春先からの水不足で苦労した前年がうそのよう。増水がプラスに働き、琵琶湖から大量の遡上(そじょう)アユがあった滋賀県安曇川の朽木地区へ、水量が安定した7月末に釣行した。今まで体験したことのないアユの多さに驚きながらサオを出したところ、最も多いときで1時間あたり約30匹という驚異的な入れ掛かりを体感。2日間で釣果146匹の旅を満喫した。(鮎匠会・横山 芳和)

 釣行は7月27、28の両日。はやる心で初日の午前7時、昨年スポニチ釣り指定店に加わった滋賀県高島市にある「さかいオトリ店」に到着。釣況を聞き、釣り場へ向かった。

 まずは、小型ながら魚影が濃いとされる古川井堰の下流に入川。堰堤周辺には、多くのアユが飛び跳ねているのが見て取れた。堰堤から流れ落ちる瀬落ちから釣り始める。

 9メートルのサオにザイト鮎0・175、ハリは一角ライト6号の4本ばりをセットし、オトリアユを送り込んだ。ポイントに入るや否や、目印が下流に飛ぶアタリに驚く。サオを立て、まずは簡単にタモに収まったのは13センチの“チビっ子”だった。

 オトリをチェンジして流れに入れるとすぐに追いが出る。小型ながら、入れ掛かり状況が続いた。サイズは平均14センチ。時折、好ポイントに入ると16〜21センチの良型が追い、思わず歓喜の声が出る。

 爆釣は続き、多い時で1時間あたり30匹に達する勢い。しかし、ポイントを外すと極端に追いが遠のいてしまう。大物狙いで荒瀬を攻めたものの、想定外の小型ばかりだった。

 数が多くても的確なポイント選定が重要。数釣りで注意すべきはトラブルをなくし、手返しを早められるか否かにかかっている事を再認識させられた。

 午後からは、大型が狙えると教わった上流の栃生橋上に入川したが、釣り荒れと渇水で思うような釣果は得られなかった。この日は午前中の爆釣で12〜21センチを108匹だった。

 翌28日は「数よりは型」と船橋上流を攻めることに。瀬落ちの開きに頭大の石が並ぶ好ポイント。ツヤのある石にオトリを誘導すると、21センチの丸々とした良型が掛かり、満足感を満たしてくれた。

 ただ、この日は台風12号が接近していたため昼過ぎに納竿。釣果は前日よりは良型で13〜21センチを38匹だった。

 安曇川はこれからがアユ釣りの本番シーズン。美しい河川環境と豊富な魚影に加えて、味も最高だ。河川周辺にはオートキャンプ場やバンガロー、良質な温泉設備も備わっており“アユの聖地”と言ってもいい場所だ。

 初心者の家族連れであってもお勧めできる。楽しいバカンスが満喫できるハズだ。

 問い合わせは「さかいオトリ店」=高島市朽木大野95、(電)0740(38)2130。安曇川・朽木漁協の鮎友釣り入漁券(日券3000円。年券なし)購入はこちらで。禁漁期間は10月1日から。釣況確認はhttp://sakaiotoriten.shiga―saku.net/

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