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キメジでVキメた!! 高崎さん食い渋りの中 3・83キロ

[ 2018年8月8日 07:27 ]

高崎さんは釣れた唯一のキメジで優勝
Photo By スポニチ

 【バリバスカップ2018 スポニチ相模湾マグロ釣り大会】スポニチ創刊70周年記念「バリバスカップ2018スポニチ相模湾マグロ釣り大会」は5日、茅ケ崎・沖右衛門丸、平塚・庄三郎丸から出船した8隻に153人が参加して開催された。食い渋りの中、餌釣りで唯一のキメジ3・83キロを釣った横浜市・高崎現さん(47=会社員)が優勝した。(笠原 然朗)

 茅ケ崎港から航程約1時間30分。ポイントには大船団ができていた。磁石に寄せられるように船の数はどんどん増える。その数、約80隻。船長はソナーと魚探とにらめっこしながら魚の反応を確かめ、次に移動する先を読んで船を回す。

 少し風はあるというものの酷暑の夏だ。食わない魚を待ち続ける我慢の釣りとなった。

 優勝した高崎さんは厚木市内のイタリア料理店「みぃ丸亭」の常連客らでつくる釣り会「キハダプロジェクト」の仲間25人と沖右衛門丸3号船に乗船。右舷ミヨシから3番目の席で当たりを待っていた。午前9時、待望の魚信。竿をしならせて上がってきたのが3・83キロのキメジ。この1匹が大会規定にある「餌釣り」で上がった唯一のマグロとなった。

 勝因は「何もないですよ。運がよかっただけです」。

 釣りを始めたのは7年前。マグロは4年前から始めた。昨年は10回、船に乗って27キロと23キロのキハダを上げた。それに比べると小さな1匹だったが、笑顔で優勝を祝福する仲間の声は、他の選手もびっくりするほどにぎやかさ。

 優勝の感想を聞くと「仲間に恵まれました。皆のおかげです」。おそろいのデザインのTシャツを着た仲間たちとつかんだ栄冠だ。



 ▽主催

スポーツニッポン新聞社

東日本釣宿連合会

 ▽特別協賛

14モーリス

 ▽協賛

大塚食品、オカモト、サクラ高級釣竿製造所、サニー商事、シップスマスト、シマノ、ジャルパック、上州屋、大同石油、ダイワ(グローブライド)、タックルベリー、ハイアールジャパンセールス、ハヤブサ、マルキユー、ルミカ

 ◎APCの目 1日に餌釣りが解禁した相模湾のキハダ&本ガツオ。初日は不調だったが、餌のオキアミに早くもなじみ、成績が上向きだした。そんな状況下での大会で、大いに期待が膨らんだ。ところが80隻近い大船団に圧倒されてか、参加船で魚の姿を見られたのはわずか。鳥山、ナブラ、ハネが見たかったのだが…。炎天下での健闘は報われずじまいに。しかしキハダの本番はこれから。必ず大釣りがある。それも時間が解決してくれることだろう。(林 悠二)

 ◇大会成績(キメジ、本ガツオの重量、単位はキロ。同重量の場合はジャンケンで上位を決定)

 (1)高崎現(横浜市)3・83=キメジ(2)勝俣一男(御殿場市)3・50=本ガツオ、以下同じ(3)奥田孝(横浜市)3・35(4)横山哲久(横浜市)3・30(5)大塚良二(鴨川市)3・25(6)鈴木勝治(鳩山町)3・20(7)増田一郎(海老名市)3・20(8)五十子邦彦(茅ケ崎市)3・15=敬称略=

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