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「赤」身のサバ ハチビキ 刺し身に焼き…頭も皮も食べられる

[ 2018年8月6日 07:09 ]

「雑魚をおいしく」ヒラマサ
Photo By スポニチ

 【吾作流雑魚をおいしく!】昔、ヒラマサ釣りにハマっていたころ、静岡県下田から船を借りルアー仲間と銭洲に遠征した。ちょうど今頃、8月の時季だった。

 残念ながら本命のヒラマサは姿を見せず、3キロぐらいのハチビキ(赤サバ)の猛攻を食らい、たちまち75リットルクーラーは満杯。

 この魚は鉄分が多く、酸化劣化が早く身はマグロのように赤い。冷凍の進んでいない時代あまり重宝されなっかった。だが中国などの国はこの魚を船団で取りにくる。

 まずいわけではないのだ。皮と身の間に白っぽい脂の層があるから、それは好みによって処理すること。

 刺し身はマグロとカツオの中間って感じで淡泊な味。しょう油とミリン、トウガラシに漬け込んだ島寿司なんかもうまい。

 普通の焼き物でもいける。大きいし、もったいないから頭も焼いて食べよう。皮の焼き物も、この魚は楽しめる。

 カルパッチョやショウガ焼きなどに調理してもおいしく食べられる。何にしてもおいしい魚ですよ。(イラスト&文 桜多 吾作)

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