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最終日逆転劇!クロカジキ1人で4匹 131チーム過去最高80匹 

[ 2018年7月26日 07:15 ]

クロカジキを取り込むリッシュプラスのメンバー
Photo By スポニチ

 【大会報告 覇者への道】「第40回下田国際カジキ釣り大会」(JIBT)が静岡・下田沖一帯で20〜22日に開催された。大会史上最多の131チーム、650人が参加。28度台の黒潮真っただ中、初日からヒットコールのラッシュとなった。40、29、11…3日間で計80匹。節目の記念大会は過去最多の釣果に到達した。(スポニチAPC 林 悠二)

 初日の開始直後からストライク連発。80匹のヒット中、T&R(タグ&リリース)27匹、キャッチ13匹の計40匹と素晴らしい出足での大会になった。利島や新島を東に見る大会エリアは水温が28〜29度台とカジキが好む黒潮に包み込まれ、藍より青い絶好の世界。

 それを反映し第2日も釣果は衰え知らず。開始後22分に早くもヒットコールが。

 報道船で巡回中の洋上「トンガリ」で2隻がヒットを示す赤色の旗を掲げた。長鋪毅一郎(JGFA会長)キャプテン操縦の「True Blue 2」は約20分で120キロ級のクロカジキをT&R。全員が肩を抱き合い祝福だ。一方、チャーター船「宝栄丸」は1時間35分間のファイト。150キロ級をキャッチしたのは「リッシュプラス」(名古屋市)の中山洋久さん(37=会社員)。魚は船首で取り込まれたが「見に行く気力も薄れていました」。初の大物ファイトに放心状態だったようだ。

 初日に3匹上げた「シードリーム」「サンダー」、翌日に3匹目をT&Rした「チームグランテム」、この日3連発した「アイラッシュ」などが上位入賞候補に躍り出る。

 そんな中、最終日に逆転ドラマが…。初日104キロ、第2日130キロ、そして第3日に60キロ、110キロ4匹のクロカジキをT&Rしたのが「ブルーファイター」(大阪市)。アングラーは全て坂野元紀さん(46=会社員)で、チームの総得点は741ポイント。結局、団体&個人総合賞の栄冠を手にした。

 ◆坂野元紀さんの話 いつもは魚を取り込むリーダーマン役に徹してました。今回は“行け行け!”谷佳樹キャプテンの激励に頑張りました。

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