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26センチ超良型 ウットリ夏のキス 3ケタも狙える

[ 2018年7月25日 11:08 ]

福井県小浜湾

この日、船内で最長となる26センチのキスを釣り上げた名古屋市・青井優子さん
Photo By スポニチ

 【釣りラブ】夏の人気ターゲットの一つで、魚体はパールピンクとも表現されるほど美しいのは何でしょう?答えはもちろん「キス」ですよね。それが福井県の小浜湾で3ケタ釣果の日も出るほど好調と聞いては、もう我慢できません。同県おおい町の「はやし渡船」で早速、チャレンジしてきました。(スポニチAPC・矢野 貴雄)

 梅雨明けで、見渡す限り夏空が広がる7月18日。当方を含め5人を乗せた船は午前6時に港を出て、約15分でポイントに着いた。

 ほとんど風がなく、止まりそうなほど潮の流れもゆっくり。タックルはスピニングロッドに道糸はPE0・8号を用意。オモリも状況を考え軽めの10号からスタートしてみた。

 水深は15メートル前後。仕掛けを投げ、まずは底まで沈める。サオ先を小刻みにしゃくって、仕掛けを小さく跳ね上げさせながら、キスからのアタリを待った。

 すぐに手元に細かくて鋭い“ブルン”という感触が伝わってくる。手首のスナップを効かせたアワセを入れ、1匹目をキャッチ。幸先いいね。仕掛けを再投入し、チョンと誘うとすぐにブルンの、いきなりの入れ食い状態。なるほど、これなら3ケタも狙えそうだ。

 “ピンギス”と呼ばれる15センチまでのサイズが多いが、開始から約2時間は好調が続く。徐々にアタリが遠のき始めたので、船頭が大型狙いの場所へ移動。仕掛けを投入してすぐに、ミヨシ側にいた名古屋市・青井優子さんのサオが強く引き込まれた。船頭がタモを持って駆けつける。この日の船内で最大となる26センチが上がった。

 笑顔満開の青井さんを見つめながら「こちらも!」と気合を込めるが、掛かるのはなぜかピンギスばかり。仕掛けを細かく揺すったり、誘い間隔を変えてみたりと試行錯誤し、こちらも何とか21センチの良型をキャッチした。

 再びアタリが止まって、風も吹き始めたところで沖上がりまで残すは2時間。次の水深20メートル前後のポイントは先ほどまでと違って潮の流れが早め。仕掛けを投入すると、どんどん流されてしまう。

 オモリを30号に交換。ほぼ流されずに誘うことができるようになった。先ほどまで短く切ってハリに刺していたエサの石ゴカイを、そのまま使ってみるとこれが大正解!入れ食いとまでは行かないがさらに追加できた。

 この後、流れが早くなって納竿。サオ頭は京都府宮津市・三好美樹夫さんの62匹で残念ながら3ケタはお預けとなったが、4日前に兵庫県西宮市の横山進さんが最大25センチで116匹を釣っている。潮況次第で大型クーラーを満杯にするチャンスは十分にありそうだ。

 問い合わせは「はやし渡船」=福井県大飯郡おおい町長井37の13の1。(電)0770(77)0591。最寄り駅はJR小浜線の若狭本郷駅。小浜湾内でのキス釣り以外に、筏でのチヌ釣りも現在、好調だそうだ。

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