クロダイ爽快　５２センチ！良型ＧＥＴで猛暑も吹き飛ぶ

池田さんは自己記録を１センチ更新し５２センチの“年なし”　
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　【ココが一番！】神奈川県横須賀市・長井でかかり釣りのクロダイを狙った。このところ数はともかく良型が顔を出し５０センチオーバーも…。猛暑の中、ダンゴを握り続けたところ竿先がピクっ。強烈な引きを繰り返し暑さも吹っ飛んだ。クロダイ釣りは面白い！（スポニチＡＰＣ　山本　有道）

　クロダイは雑食性。オキアミ、サナギ、コーン、モエビ、カラス貝…と付け餌もさまざま。長井かかり釣りセンターの具志堅仁船長によれば「今はオキアミ、サナギ、コーンで釣れてますね」とのこと。オキアミはフグなどに邪魔されることが多い。それではサナギとコーンで勝負しようと決めた。

　マルキユーの「ニュー赤だんごチヌ」でダンゴを握り、サナギとコーンのミンチ「激荒」をアンコにして１０個ほど放り込んだ。餌はサナギ、コーンを交互に付けたが、コーンは取られるもののサナギは残ってくる。

　午前８時半ごろ餌コーンで待望の当たり。ピクンと竿先が揺れ、合わせるとズシっと手応え十分。元気なクロダイだった。底へ底へと突っ込んでいく。ラインが出ていく。リールを巻く。ようやく姿を見せた。大きい。タモに収まったのは“年なし”？

　メジャーを忘れ、港に帰ってからのお楽しみだ。それから１０分後。またまた竿先を押さえ込むような当たり。１匹目ほどではないが、こちらもパワフルな引き。短時間に２匹。「やった！」と思わず拳を握ってしまった。

　だがそのあとが続かない。コーンからサナギ、オキアミと換えていったが当たりは遠い。そんな時だった。２０メートルほど離れたイカダから「これは大きいぞ」という声。

　見れば遠目にも５０センチオーバーと分かるクロダイを持っている人がいる。

　ちょうど見回りにきた具志堅船長に乗せてもらいイカダへ。そこにいたのは市川市の池田伸市さん（５９＝会社員）だった。ヒット餌を聞くと「オキアミとコーン」。両方をハリに付けたらしい。「いつも最初にオキアミ、サナギ、コーンの３種類を付け様子を見るんです。今日はオキアミとコーンが食われていたのでサナギを外したところ…」。会心の釣りに笑みがこぼれていた。

　結局、釣果は２匹だったが、港に帰り測ってもらうと池田さんのクロダイは５２センチの“年なし“で自己記録更新とか。私の１匹目は残念ながら４９センチ。２匹目は４２センチ。５０センチには届かなかったが、この“至福の１０分間”に感謝したのだった。大型を狙うなら今！

　▼釣況　東日本釣宿連合会所属、長井かかり釣りセンター＝（電）０４６（８５７）１８８０。午前４時半出船。イカダ料金１人６０００円。