×

5キロ ワラサで最後に笑った 初オフショアジギングに大苦戦

[ 2018年7月13日 07:38 ]

5キロのワラサはうれしい1匹
Photo By スポニチ

 【現役東大生 釣りまくる!】東大法学部4年生の中村太郎が挑戦したのはオフショアジギング。力対力…5キロのワラサをこん身のファイトの末に釣り上げた。

 永遠に続くかと思われた就職活動もついに終わりを迎え、晴れやかな気持ちでいっぱいです。来年からは商社マンになります。残りの大学生活は、残っている単位の回収と、いまだ釣り上げられていない磯からの大型ヒラマサとGTの捕獲を果たしたいと意気込んでいます。

 所属している東大釣友会のOBの方の誘いで、外房オフショアジギングに初挑戦してきました。午前8時に家を出発し、電車を乗り継ぎ2時間半かけていすみ市の大原港に到着し、正午に出船しました。午前船から乗っている先輩はすでに良型のワラサをキャッチしたとのこと。オフショアジギングは初めてではあるものの、ショアジギングは頻繁にしているため、簡単に釣果を挙げられるだろうと高をくくっていました。

 大原港から船を走らせること30分、ポイントに到着します。周囲には鳥山ができ、ベイトフィッシュが入ってきているもよう。期待が高まります。水深は30〜50メートル程度で、130〜150グラムのジグを使用します。

 開始早々、先輩が立て続けに良型ワラサを2本キャッチ。その後も船中では頻繁にワラサが上がります。一方私のジグには一切当たりがありません。必死で先輩のジグの動かし方をまねるも、その後4時間ノーヒット。

 その間も船中のワラサ祭りは続き、気づけば自分だけノーキャッチ。先輩から「そろそろ釣らないとまずいね〜」とあおられ、焦りはピークに。

 太陽が傾き、気付けば納竿30分前。半ば諦めながら無心にジグをシャクっていると突然ドスン!とジグがひったくられた。ついにヒット!

 私だけノーヒットなのを同船のみなさんも気にかけてくださっており、船中の注目を一身に集めながらファイト開始。水深40メートルの海底から魚を巻き上げるきつさと言ったら!きつく締めたドラグを元気よく引き出して走り回る青物をなんとかいなして巻き上げます。

 「バラすなよ〜!」「チンタラしてるとサメに食われるぞ〜!」と周囲の皆さんのヤジ半分の応援にニヤニヤしながらファイトし、ついにキャッチ!74センチ、5キロの丸々と太ったワラサでした。

 こうしてオフショアジギングデビューは最高の結果で締めくくることができたのでした。

 外房オフショアジギングは、都内から手軽に行ける上、時には20キロクラスのヒラマサやマグロも釣れる夢のある釣りです。社会人になるとまとまった休みは取りづらくなるでしょうが、これなら社会人でも続けられそうです。みなさんもぜひ行ってみてください。ハマりますよ!

 ◆中村 太郎(なかむら・たろう) 1996年(平8)生まれ、東京出身。東京大学法学部4年生。10歳から渓流フライフィッシングを始める。現在は東大釣友会に所属し、磯からのヒラスズキや青物、サーフでのヒラメ釣りなどを楽しんでいる。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る