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“おまつり”防止のタコエギで“明石ダコ祭り”1・9キロだ!2ケタだ!!

[ 2018年7月11日 12:48 ]

兵庫県加古郡播磨町

この日最大となる1・9キロのマダコを手にVサインの兵庫県播磨町・前嶋憲一さん
Photo By スポニチ

 毎年この時期に「半夏生」と呼ばれる暦日を迎える。今年は7月2日だったが、各地でその頃に様々な習慣があり、関西ではタコを食べるのが一般的だ。理由は諸説あるが、健康面で言えばタコは疲労回復などに効果があるとされるタウリンが豊富に含まれる。そのため、梅雨から初夏にかけた暑さの厳しい時期にぴったりの食材。今回は明石ダコに狙いを定めた。(スポニチAPC・矢野 貴雄)

 釣行日は7月3日。雨風の強い日が相次ぐ中、少し穏やかな気候の釣り日和だった。車で向かったのは、兵庫県播磨町の「つりぶねかどの」。大阪市内から約1時間で当地の本荘港へ。集合時間の午前5時までまだ30分もあるのに既に複数の車が到着していた。

 出船は午前5時半。最初に向かったのは二見の沖合で、水深12メートル前後と浅いポイントだ。何度か流し直し、細かな移動を繰り返したが、付近にはターゲットはいないようだ。

 ここを見限った船頭は東に移動。先ほどより少し深いポイントで、右舷ミヨシの兵庫県加古川市・高場徹さんがまずは500グラム級をゲットした。このタイミングで、船中で数匹が上がった。ただ、後が続かなかったため、大型狙いで水深40メートル以上の場所へ。ここは潮の流れもあるため“おまつり”(青物など違う狙いの獲物が走って糸が絡まること)が発生しやすくなるため、仕掛けをタコエギに統一。「獲物を寄せるための飾り類を外すように」と船頭から指示が出た。

 まずは仕掛けを底まで沈め、小刻みにサオとエギを揺らしながら誘う。アタリがなければ少し持ち上げ、底を取り直して再び誘う。サオ先にじわりと重みが掛かれば、すぐにサオをあおてハリを掛ける。この手順を確実に繰り返す事が釣果につながる。たくさん釣っている人の誘いやエギの色をよく見て、まねるのも大切なことだ。

 水深50メートルのポイントに入った時、右舷胴の間に陣取っていた播磨町の前嶋憲一さんが大型の1・9キロ、続けて1・4キロをゲット。他にもポツポツと船内各所でサオが曲がっている。全員が2ケタ釣果になった頃、潮も止まって沖上がりの時間に。それでも土産には十分な量を確保し、大満足で帰路についた。

 問い合わせは「つりぶねかどの」=兵庫県加古郡播磨町南大中3の5の30、(電)080(3807)2251。タコ釣りは8月末までの予定で、土日は早めに連絡しないと予約が取れない状態という。定休日は水曜日。

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