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熱烈アプローチ!キスのごほうび 魅惑のイケイケターゲット

[ 2018年7月10日 07:29 ]

竿頭の炭さんは快調!大型を含め次々と釣っていく
Photo By スポニチ

 【ガイド】大きい、引きもダイナミック――東京湾の中ノ瀬でシロギスの魅力を堪能!ほとんどが20センチオーバーで数も申し分ない。餌の青イソメをハリに沿って真っすぐ付け、誘いを怠らなければゴツン。横浜・八景、鴨下丸から出船。(スポニチAPC     山本 有道)

 シロギス釣りは胴突と片天ビンの2通り。鴨下丸の鴨下芳徳船長は私の片天仕掛けを見てこうアドバイス。

 「シロギスは待つより攻める釣り。水深は17メートル。オモリが底を引きずらず、海底で半円を描くように誘うといいですよ」と。だが久しぶりのシロギス釣り。小型のメゴチが2匹続いてしまった。のんびり釣っていたからかタナが低いのだ。

 そこでオモリが底に着いてすぐ上げることを心掛けて誘うとメゴチとは一味違う引き。穂先が軟らかいシロギス竿が波打つように上下している。これは良型。慎重にリールを巻くと姿を見せたのは23センチ。長さはともかく腹が膨らんだメタボ。ハリを外そうとすると卵がこぼれた。抱卵キスなのだ。胴回りは何と11・5センチ!それからはメゴチにも邪魔されず順調。22センチ級がダブルの時など、鴨下船長から「やりましたね」とお褒めの言葉まで頂戴したのだった。

 ほぼ入れ食いだったのは横浜市の炭孝昭さん(62=理学療法士)だ。釣り歴40年。タチウオ、マアジ、カワハギなどいろんな釣りをしてきたがシロギスが一番好き。「ボケっとしていると釣れないところがいい」とのこと。仕掛けは胴突でゴンとひったくるダイレクトな当たりが魅力とか。

 「忙しい釣りは趣味じゃないけど、この時季はシロギス」とマイペースで楽しんでいたのは横浜市の白砂義己さん(64=自営業)。8月まではシロギス、あとはスズキ→イシモチ→タイラバ→黒メバルと年間スケジュールは決まっている。料理は大型なら糸造り、飽きたら昆布締め…それらを思い浮かべ思わずごっくんとなってしまった。

 それにしても型がそろっている。13〜14センチも交じるが20センチ前後が主体で最長は24センチ。シロギスとは思えない引きっぷりを味わったのだった。ちなみにこの日の釣果は13〜24センチが35〜72匹。竿頭は炭さんだった。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、八景・鴨下丸=(電)045(781)8410。予約制で午前7時半出船。料金7000円。

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